●こんなお話
指輪を捨てに行く一行だったり人間の街が攻められるのでそれを防いだりする一行の話。
●感想
ゴラムが人間時代に指輪を拾ったところの回想から始まって、火山まで道案内をするけれどサムと揉めて食料が尽き始めてフロドもグロッキー状態。アラゴルンとかガンダルフはホビットの1人が拾った水晶玉から人間の国のゴンドールが攻められると知って、ゴンドールに忠告に行くけれど執政は聞いてくれない。
ガンダルフが勝手に援軍ののろしを上げてローハンの騎馬隊が援軍に向かう流れがありつつ、まだ援軍が足りないからアラゴルンがエルフが復活させた王様の剣を持って死者たちに従うよう説得しに行ったり。フロドはゴラムの忠告を信じてサムと決別するけれど、騙されて大きな蜘蛛に襲われて仮死状態になる。サムがそこのピンチを救うけど、オークにフロドがさらわれてついていく。
ゴンドールの前哨基地がやられて撤退する執政の息子だけど執政から褒められるどころか死んだ兄の方が生きててほしかった的なドイヒー発言を受けて、敵に突っ込んでいったり。とうとう攻城戦が始まって合戦。ピンチの時にローハンの援軍が来て形勢逆転かと思いきや、敵の援軍が来てまたピンチかと思いきやアラゴルンが幽霊軍団を引き連れてきて、津波みたいに襲い掛かって勝利する。
フロドたちの陽動作戦のために敵の本拠地に進軍して戦うアラゴルンたち。そして火山口にやってきたフロドだったけど指輪を捨てられないでいたらゴラムともみ合って指輪と一緒に落下するゴラム。
溶岩のなか、でっかい鳥に救われて治療を受けてみんなと再会するフロド。アラゴルンは王様になったりサムは結婚したりのそれぞれのエピローグがあってフロドも旅立っておしまいという。
合戦シーンの迫力は相変わらずでそれを見られるだけでお腹いっぱいでした。ただやられそうになる→援軍が来た→やられそうになる→援軍が来たの連続で似た内容が繰り返しになるのが1作の中で退屈に思えてくるものでした。ゴンドールの人たちがやられそうになる、ローハンの援軍が来た、でっかい象みたいな敵の軍団が来た、アラゴルンが幽霊軍団を引き連れてきた。といういろんな段階の援軍の繰り返し。
フロドがゴラムの策略に負けてサムを突き放すけど、サムはついてきてフロド様の窮地を幾度も救ってかつ「指輪のヘヴィーさは持てないけど、フロド様は持てる」とふらふらのフロドをかついで火山の入り口まで連れていく姿は泣けます。ただフロドが指輪を捨てる直前に「これは僕のだーい」と捨てられなくなるけど、ゴラムとの突き飛ばしあいの結果、事故的に指輪が落ちるというのとかも指輪の魔力の恐ろしさを描いているのだとは思いますが、正直、エンタメ大作としてのカタルシスは少なかったです。
とはいえ、騎馬の大軍が大軍に突っ込んで行ったり。ド派手な攻城戦が見られるだけで楽しい1作でした。
☆☆☆☆
鑑賞日:2009/05/10 DVD 2022/10/15 Amazonプライム・ビデオ
| 監督 | ピーター・ジャクソン |
|---|---|
| 脚本 | フラン・ウォルシュ |
| フィリッパ・ボウエン | |
| ピーター・ジャクソン | |
| 原作 | J・R・R・トールキン |
| 出演 | イライジャ・ウッド |
|---|---|
| イアン・マッケラン | |
| リヴ・タイラー | |
| ヴィゴ・モーテンセン | |
| ショーン・アスティン | |
| ジョン・リズ・デイヴィス | |
| ジョン・リズ・デイヴィス | |
| バーナード・ヒル | |
| ビリー・ボイド | |
| ドミニク・モナハン | |
| オーランド・ブルーム | |
| ヒューゴ・ウィーヴィング | |
| ミランダ・オットー | |
| デイヴィッド・ウェンハム | |
| カール・アーバン | |
| ジョン・ノーブル | |
| アンディ・サーキス | |
| イアン・ホルム | |
| ショーン・ビーン |


