映画【ローン・レンジャー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 レンジャーと戦士がリベンジのために悪人とと戦う話。

●感想

 遊園地から物語が始まり、ローンレンジャー姿の少年が西部劇時代のジオラマ小屋に入ると年老いた先住民の人形が語りかけてくる。ここから彼がローンレンジャーについて語りはじめる物語。

 法律を最優先する青年が兄を殺されて復讐するっつう。そしてネイティブアメリカンのジョニー・デップは少年時代、安物の銀時計のために一族郎党皆殺しに遭っていて、虐殺した白人を探している。
 2時間30分という長さですが、真面目なローンレンジャーと何を考えてるかわからずひょうひょうとしているジョニーデップさんのバディものとして、とてもよくできていて笑える映画で面白かったです。

 コミカルな展開に先住民と白人のアメリカの歴史をベースにしていて、極悪非道な白人たちが凄いことになってます。
 そして何と言っても冒頭のメインの登場人物たちの紹介と同時に列車でのアクションシークエンスが長いことかけて描かれますが、この迫力たるや凄いのと。クライマックスの汽車二両の並走のアクションシークエンス。次から次へと見せ場見せ場が起こって、主要人物たちが同時にあっちゃこっちゃ移動するので息つく暇ないです。どうやって考えて撮影してるのか気になりました。

 そして止まった時計が印象的に挿入され止まった時間を取り戻す旅でもあり、憧れの文明。この映画では汽車が夢の道具として登場しますが、それが文明を破壊していくというメッセージ。

 よくよく考えると主人公は成長してないし、銀行強盗してるし橋をダイナマイトで破壊しちゃってるのに最後は大団円だし無茶苦茶でした。
 エンタテイメントとして個性的ではないけど、見せ場の連続で繋いでいく手法は十分楽しい映画で幸せな2時間30分でした。そして、最後に立ち去る年老いたインディアン。まだ希望は残っているのか? と思うともの悲しいものでよかったです。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2013/08/14 TOHOシネマズ南大沢

監督ゴア・バービンスキー 
脚本ジャスティン・ヘイス 
テッド・エリオット 
テリー・ロッシオ 
原案テッド・エリオット 
テリー・ロッシオ 
ジャスティン・ヘイス 
出演ジョニー・デップ 
アーミー・ハマー 
トム・ウィルキンソン 
ウィリアム・フィクトナー 
バリー・ペッパー 
ヘレナ・ボナム=カーター 
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