映画【ラスト・シャンハイ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 1930年代の上海を舞台にマフィアとしてのし上がっていく青年が初恋の女性との想いを忘れずにいたりしつつ、香港映画らしい激しい銃撃戦に香港映画らしい裏社会を描き、香港映画らしい義に生き義に殉じる男たちを描き、香港映画らしいそんな男たちを支える女性たちが出てきて、香港映画らしい悪い日本軍との戦いを描く話。

●感想

 上海の街並みから豪華絢爛でそこを白背広でコルトガバメントをぶっ放つチョウ・ユンファが最高にカッコいいです。
 田舎から上海でのし上がっていくことを夢見て、マフィアのボスのサモ・ハンと出会う青年時代。上海の顔役まで上り詰めた主人公が、自分たちを苦しめる日本軍と戦うというのを交互に見せていきます。

 いろんな要素がてんこ盛りで男が惚れる男がいっぱい出てきて、それに初恋の女性との別れがあり再会があり人妻になってしまった初恋相手との想いだったり、現在の妻との想いだったりが丁寧に描かれつつ。
 合間に激しい銃撃戦や若い時は包丁もってみんなで殴り込みしたりと激しいです。

 そしてクライマックスの京劇がきっかけとなる銃撃戦なんかも面白かったです。結ばれなかった初恋相手とも奥さんともベタベタな感じですが、それが泣けちゃうという。
 ちょっと年代が行ったりきたりするので1本しっかりとしたストーリーがつかみにくいかな? とも思わなくもないですが、逆に1人の人生を120分でまとめるのがなかなかすごい映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2013/12/04 DVD

監督ウォン・チン 
脚本ウォン・チン 
マンフレッド・ウォン 
フィリップ・ルイ 
出演チョウ・ユンファ 
ホアン・シャオミン 
サモ・ハン 
フランシス・ン 
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