映画【英国王のスピーチ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 英国王がスピーチ頑張る話。

●感想

 吃音でハラハラドキドキする2時間を作っちゃうなんて、すごいです。クライマックスの開戦スピーチのシーンは。観ている人おそらくほとんどが、主人公を応援する気持ちで観ていると思いました。

 主人公にこれでもかと災難が降りかかるので、どうやってそれを乗り越えてくのか楽しみに見てました。延々と主人公に試練が与えられて、最後のスピーチでカタルシスを得るというオーソドックスな展開も見ていて面白かったです。

 オーストラリア人の教師との友情ものとしても面白く見れましたし。主人公のそばにいる、奥さんの存在もよかったです。決して、しゃしゃり出ないのがよいキャラクターでした。

 主人公の王子が、兄が恋愛に走ったため仕方なく国王の座につくという展開は史実なのでしょうが。興味を持ってみることができました。

 ただ、主人公の周りにいるのはみな理解者ばかりで。善人で描かれていたので、主人公が立ち向かう生涯は吃音だけなので。歴史ドラマを見ているだけな感覚になってしまいました。唯一、長男坊が主人公の考えと対立するような役でしたがそれだけでした。

 それに大きなうねりがないですし、見せ方も淡々としすぎていて時間がたつのが長く感じてしまった映画でもありました。 そしてクライマックスのスピーチの内容が戦争の開戦というのがなんともいえない気持ちになる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:  2011/11/01 MOVIX橋本

監督トム・フーパー 
脚本デヴィッド・サイドラー 
出演コリン・ファース 
ジェフリー・ラッシュ 
ヘレナ・ボナム=カーター 
ガイ・ピアース 
ティモシー・スポール 
デレク・ジャコビ 
ジェニファー・イーリー 
マイケル・ガンボン 
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