映画【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝 アイアン・モンキー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 悪い役人が支配する街を鉄猿と呼ばれる不正を働く役人とかからお金を盗んで貧乏な人たちに配る義賊みたいな人とか武術の達人親子とかがめっちゃ強い役人と戦う話。

●感想

 清朝末期で役人が汚職まみれで民衆が貧困に苦しんでいる中、そういった悪人から金を奪って民衆に配る中国のネズミ小僧的な鉄猿と呼ばれる人がいて、警察から追われている。

 その正体は診療所のお医者さんでそのお医者さんの相棒の女性もめちゃ強い。役人から猿っぽい人は全員ひっとらえろとのことでいろんな人が捕まっている中、医者で武道家の父親とその息子がやってきてチンピラと喧嘩になったところで警察に捕まってしまう。

 息子が人質になって7日のあいだに鉄猿を捕まえろという命令を受けてその武道家が街で探すけど、お腹が減っていろんなお店に行くけど鉄猿を捕まえる悪人には売らないと民衆から嫌われる主人公。そこにお医者さんの相棒が声をかけてお家でご飯をふるまってもらう。鉄猿を捕まえないといけないと語る主人公に気まずい医者とパートナー。

 鉄猿が主人公の息子さんが救おうと牢獄で病気に苦しむ主人公の息子を治療の名目で自分の家に引き取る。そんな中、監督官という偉い人がやってきて、鉄猿を捕まえるべしとさらに強い部下たちを引き連れてくる。元気になった主人公の息子は街で悪人相手とかに介入して暴れまわったりして。鉄猿と追いかける監督官が夜にバトルをしているところに警戒していた主人公も参戦してバトルになったり。

 主人公が指名手配になってあくどいお坊さんたちが事情聴取という名の強制捜査をしてきて主人公と医者がいない間に医者のパートナーがお坊さんたち相手に立ち回ったりするけど、やられそうになったところを息子さんが頑張ってパートナーを逃がす。けど息子さんは捕まってしまう。

 それを知った主人公と医者が奪還するために敵地に乗り込んで、監督官とその部下たちとバトルのクライマックス。監督官の傍若無人っぷりに耐えかねて警官が息子を救おうとして暴れます。

 監督官相手に主人公と医者が燃える地面の上で足元がぐらつく竹の棒の上でバトルが見せ場で戦って炎の中に監督官を突き落として、みんな平和になりましたとさという。

 90分、アクション満載でそのどれもが迫力あってバリエーションあるしで、登場人物たちのスピード感なんかも最高で面白いアクション映画でした。
 この手の映画はアクションが多くてもだんだん単調になりそうですが、いろんなタイプの戦いがあるので飽きないし、しかもどれもがカッコよくて興奮できる素晴らしい組み立てだと思います。

 しかも武術の達人親子を始め、義賊の師弟もカタキ役の役人とその部下も全員が達人でめちゃくちゃ強い人たちで、激突っぷりを楽しんでみることができる映画でした。最後にみんな家族が無事に戻ってくる中、「俺には誰もいない」と心の声がインサートされる警官が寂しさが強調される不思議な1本でした。

☆☆☆☆☆

2015/01/08 Hulu  2015/04/18 Hulu 2022/10/16 Amazonプライム・ビデオ

監督ユエン・ウーピン 
脚本ツイ・ハーク 
タン・ビクイン 
ラウ・タイモック 
出演ドニー・イェン 
ユー・ロングアン 
ツァン・シーマン 
ジーン・ウォン 
ヤン・イー・クゥアン
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