映画【ハンター】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 タスマニアタイガーの調査をする孤独なハンターの話。

●感想

 ウィレム・デフォーの渋い表情にしびれる映画でした。物語は、絶滅したと言われているタスマニアタイガーの最後の1匹を会社から調査の依頼を受けてタスマニア島へと向かう主人公から始まります。

 そこでお世話になる奥さんと幼い子ども2人との交流とタスマニアの自然の中を歩き回る主人公が前半に描かれます。このタスマニアの自然の風景が何ともいえない不思議な風景で凄かったです。

 主人公が過ごしていくうちに街には保守的な人物たちがいて、世話になっているところの旦那さんも行方不明になっている。そして騒動が起きて……って流れですが。ここでタスマニアタイガーという世界に1匹しかいない動物を巡って、人間たちの不毛な争いを描いてなんともいえないむなしさだけが残りました。

 会社は主人公の後任のハンターを送ってきて、主人公と殺し合いになったり。その不毛な戦いの結果、家族に起こる悲劇。そして、最後の現れるタスマニアタイガーに銃口を向けるときのウィレム・デフォーのお芝居はしびれました。

 渋い男の生き方が見れる映画でよかったです。それにタスマニアの自然も堪能できました。

☆☆☆

鑑賞日:2012/10/12 DVD

監督ダニエル・ネットハイム 
脚本アリス・アディソン 
原作ジュリア・リー 
出演ウィレム・デフォー 
フランシス・オコナー 
サム・ニール 
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