映画【THE GUILTY ギルティ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 緊急通報指令室で誘拐されたらしい女性の電話が入って何とか救出しようとするオペレーターの話。

●感想

 カメラのほとんどがオペレーターの主人公の男性しか映らず、電話の声や周囲の音だけで加害者や被害者の様子を探るハラハラドキドキのサスペンスを盛り上げつつ、主人公の過去の背景をいかした人間ドラマでもあるという面白い1本でした。

 主人公の日常の仕事を描写するオープニングから一転して緊張感のある電話がかかってくる。その合間に何やら、明日大事な裁判があるらしく主人公も過去に何か不祥事的なものを犯して現在のポジションに配置されたらしいことがうっすらわかってきます。その後、誘拐事件が起こったらしいということで何とか救出しようとするうちにしだいに真相が明らかになっていく。

 デンマークの電話一本で相手の個人情報が判明するという文化も知ることが出来て良かったです。ほとんど1人芝居で映像的な見せ場もないのにグイグイと惹きこまれていくアイデア一発の作品ではなく、ちゃんと作りこめれたサスペンス映画だと思いました。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2020/01/18 DVD

監督グスタフ・モーラー 
脚本グスタフ・モーラー 
エミール・ナイガード・アルベルトセン 
出演ヤコブ・セーダーグレン 
イェシカ・ディナウエ 
ヨハン・オルセン 
オマール・シャガウィー 
ヤコブ・ローマン 
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