映画【屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 屋根裏に住む男性が夜な夜な女性に声をかけて殺人を繰り返す話。

●感想

 冒頭から死体処理の映像がなかなか激しくて、画面から臭いまで伝わってくるような迫力が凄かったです。主人公の殺人鬼は女性に対してガンガン暴力をふるう最悪の人間で、しかもその女性は社会的地位が底辺の女性で自分より弱い人間に対して強く出るという最悪の人間で殺人があっても気づかれないというのも社会の問題を見せてくれました。

 主人公の近くで若い学生カップルの話も少しありますが、主人公とあまり絡まないエピソードだけれど殺人鬼がすぐそばにいるという怖さがあって、ラストに若い女性が飲み屋にやってきて、それを目撃した主人公が女性の後をつけてというのはなかなかのサスペンスでした。

 バイオレンス描写は激しいし不快なシーンも多くて、人を選びそうな作品ですが。ボコボコに殴られたり首を絞められたりとやられ役の女優さんたちの身体の張りっぷりを心配してしまう映画で、結構ずさんな殺人が行われているのに犯行がバレるのは火事で偶然発見されるというのが、なかなか驚きの映画でした。そしてエンドロールで実際の犯人の写真や屋根裏の写真が流れて、劇中と似ているのもすごい映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/08/27 Amazonプライム・ビデオ

監督ファティ・アキン 
脚本ファティ・アキン 
原作ハインツ・ストランク
出演ヨナス・ダスラー 
マルガレーテ・ティーゼル 
ハーク・ボーム 
カーチャ・シュトゥット 
バーバラ・クラッベ 
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