ドラマ【フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 4】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 野球場で暮らす今までのシーズンの主人公や本家の登場人物が主人公になって人助けするしないで揉めていく話。

●感想

 冒頭で本家の登場人物たちが入れ代わり立ち代わり出てきてモーガンの説得をしに来るというスタートで盛り上がりました。

 警官のジョンがモーガンと出会うところから始まって、いろんな人のことを聞いて回るジャーナリスト。そして今までのシーズンの主人公家族に襲われて対峙する。そして前シーズンの家族に何があったのかという回想と現在進行形の話が展開していきます。

 前シーズンの主人公家族はニックは少女に撃たれて死亡。母親マディソンは野球場がゾンビの大群に襲われてパニックになって大変というときに囮になって姿を消しちゃう。

 その後はみんな集まったけどハリケーンでバラバラになって、「あんたは弱い。強くしてあげる」という口癖のおばちゃんがゾンビを襲わせてくるカタキ役が出てきたり、ワニのいる沼から脱出したい人たちがいたり、ゾンビに襲われたので病院に逃げたけど囲まれてどうやって脱出しようという流れになったり。人助けをするグループと出会ったり。

 モーガンは自分の責任だということでみんなを逃がそうとしたり、けどみんなはモーガンを助けに戻ったり。ビールを作りたいという男がいて、みんなに嫌われているけどゾンビに噛まれたので囮になったり。

 そしてモーガンは人助けをしようとみんなで困ってる人を助けるために物資を置いて回る活動をしておしまい。

 多くのドラマ同様、現在と過去の時間軸が行ったり来たりするのが集中力を削ぐ構成でした。その分、過去であのキャラクターに何があったのだろう? とか疑問を持ちながら見ることはできますが、やっぱりテンポの悪さを感じてしまいました。

 今までのメインどころのキャラクターがあっさり退場したりするのが驚きの展開が多かったです。

 今までの主人公のマディソンがそんなキャラクターだったっけ? というくらい全員を許す性善説なことをする人になっていて戸惑いました。

 シーズンの後半は各キャラクターたちの掘り下げのエピソードが多くなり、さらにキャラクターの背景や深みが出る静かな展開が多くて良いエピソードがありました。バラバラになったキャラクターたちが再集結していく流れは、定番でしょうが盛り上がるものがありました。

 ただ主人公のモーガン以外にあまり魅力的なキャラクターを個人的には感じず、その他大勢感が強いのでここのエピソードを深堀していってもそこまで面白さを感じることができにくかったです。警官と看護師の中年の恋愛エピソードはよかったです。

 そしてやっぱり銃弾とか燃料とかは特に関係なく、置いてある車をバチバチ火花飛ばしたらエンジンがかかって走り回れるとか気になっちゃいました。

 あまりアクションシーン自体も盛り上がりに欠け、結構惰性で見ている時間が多いシーズンでもありました。それに今までのシーズンに出ていたキャラクターが全く言及されていなかったり、気になってストーリーが入ってこないノイズも多いドラマでした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/06/16 Amazon・プライムビデオ 2023/08/16 Amazon・プライムビデオ

出演キム・ディケンズ
フランク・ディレイン
アリシア・デブナム・キャリー
メルセデス・マソーン
コールマン・ドミンゴ
ルーベン・ブラデス
クリフ・カーティス
ダナイ・ガルシア
マギー・グレイス
ジェナ・エルフマン
ギャレット・ディラハント
レニー・ジェームズ
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