映画【リリーのすべて】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 1920年代のデンマークの画家夫婦の旦那さんが自分の性が女性だと気づいて、性転換手術を受ける話。

●感想

 印象的な構図に美しいデンマークやフランスの景色にと画面の綺麗さが印象的でそれを見ているだけでも満足な作品でした。

 最初はふさげけて奥さんが旦那さんを女装させていたけど、しだいに旦那さんが女性として生活し始めて、それに戸惑う奥さん。病院に連れ行ったりしても精神異常としか診断されずに治療を受けたりするけど、よくなるどころか悪くなっていく。

 旦那さんの幼馴染とフランスで再会したり性転換手術をしようとした教授と出会って、世界初の性転換手術を行うことを決意する。リスクが大きく命の危険があるのにそれでも手術を受けることを決める主人公。

旦那さんとしては消えてしまうのに、それでも支え続ける奥さんが健気で現代よりも性転換とかは認められていないので周りに相談もできずに1人で悩む姿は本当に苦しかったです。それでも旦那さんを支えるのが素晴らしかったです。応援すればするほど男の人格は消えていくというのに。

 主人公夫婦の役者さんたちもお見事だし、幼馴染を演じた役者さんも教授役の役者さんもハマっていてよかったです。

 夫婦愛としても面白かったですし、映像も綺麗だしでクオリティの高い作品だったと思いました。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2016/03/30 TOHOシネマズ川崎

監督トム・フーパー 
脚本ルシンダ・コクソン 
原作デイヴィッド・エバーショフ 
出演エディ・レッドメイン 
アリシア・ヴィキャンデル 
ベン・ウィショー 
アンバー・ハード 
マティアス・スーナールツ 

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