映画【死霊館 悪魔のせいなら、無罪。】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 殺人事件が起こって「殺人を犯したのは悪魔のせい」と主張して、ウォーレン夫妻が調査に乗り出す話。

●感想

 冒頭から主人公夫妻の悪魔祓いシーンから始まり憑依された少年が怖い声を出したり、ありえない体勢になったりと怖いツカミでよかったです。主人公の旦那さんは悪魔の攻撃で心臓を悪くしちゃって血圧を気にしないといけなくなったり。

 そして殺人事件が起こって被告の青年は悪魔のせいで殺人を起こしたと主張して、主人公夫妻が事件を調査するという。このシリーズらしい悪魔の攻撃が相変わらず激しくて、みんな吹き飛ばされたり転んだり高いところから落ちそうになったりとビックリシーンの連続が怖くて楽しかったです。

 ただ法廷に心霊を持ち込んで科学と心霊の戦いをどう見せるのか? というものではなく、主人公夫妻が現場に行って謎の彫像を見つけてそれが悪魔を呼び寄せているので、それを置いたのは誰だ? という刑事もののような展開が続きました。その調査の合間に主人公だったり被告人だったりが幽霊の攻撃を受けるビックリシーンの連続。この適宜挟まれるビックリシーンもシリーズ3作目、スピンオフもあわせるともっとですが、食傷気味でよっぽど工夫しないとだんだんと恐怖を感じられなくなってしまいました。

 事件の真相に近づいていく刑事ものの面白さもそれほど感じられず、奥さんの霊視で真相を知っていくというのも。魔女と遠隔で交信できたりして何でもあり感いっぱいでした。

 それに殺人の被告もクライマックスの悪魔祓いで、結構な人数が超常現象を目撃しているので結構大丈夫なのではないかと感じたり。主人公たちの捜査と被告人の殺人の動機の関係があまり繋がらないので、エピローグで裁判の結果が出ても解決したのかどうなのかというのもわかりにくかったです。

 とはいえ、旦那さんが悪魔に乗っ取られて襲ってきても夫婦愛には勝てないという展開にはしんみりと暖かい気持ちになれる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/10/01 チネチッタ川崎

監督マイケル・チャベス 
脚本デイビッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリック 
原案ジェイムズ・ワン 
出演パトリック・ウィルソン 
ベラ・ファーミガ 
ルアイリ・オコナー 
サラ・キャサリン・フック 
ジュリアン・ヒリアード 
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