映画【クライマーズ】感想(ネタバレ)

the-climbers
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●こんなお話

 中国の観測隊がチョモランマ登頂を目指す話。

●感想

 中国のエンタメ大作らしく、エヴェレストの困難な道のりを雪崩、突風、滑落などめちゃくちゃ高高度の中、中国人らしくアクロバティックな行動で危機を突破していくのが見所でした。人間ってあんなに動けるものなのかと感心しました。そして世界一の頂きに中国の国旗を立てるのだという威信をかけた国家プロジェクトが勇ましい音楽の中で行われていきます。

 山岳ものとして見せ場がいっぱいで突風で飛ばされたテントに足がひっかかり飛ばされそうな隊員をみんなで力をあわせた、目の前に雪崩が起こって急いでクレパスを飛び越えて梯子をかけてとか興奮できる見せ場でした。序盤の主人公とヒロインの図書館や廃墟でのデートなども微笑ましくみることができました。

 主人公が偉業がカメラで記録していなかったため西洋諸国から認められず、次こそはカメラを落とすまじと覚悟を決める。序盤の不遇の時期に主人公がトレーニングするのとか指先で手すりにひっかけて空中に浮かんでいるカットとかはどういう気持ちでみればいいのかわからないトレーニングなどもありました。主人公がベテランになって若手を鍛えてからの登頂が始まる。

 この登頂が始まるまでがチト長くて、若手の隊員とかの恋愛もあったりしてなかなか進まない印象でした。それにチャン・ツィイーさんが主人公をサポートする気象観測チームとして参加しますが、ことあるごとに山登りを始めてピンチになるので他に人はいないのかと感じてしまうただのトラブルメーカーにしか見えなかったです。クライマックスとかもあっという間に頂上へ行ってしまうかのような編集であまり困難からの頂上。というカタルシスが少なかったです。

 さすがにチャン・ツィイーさんでももうおさげ髪の学生役はチトきついのが確認できる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/01/06 Blu-ray

監督ダニエル・リー 
脚本ア・ライ 
ダニエル・リー 
出演ウー・ジン 
チャン・ツィイー 
チャン・イー 
ジン・ボーラン 
フー・ゴー 
ジャッキー・チェン 
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