●こんなお話
奥さんを救うためにタイムトラベルした主人公が狙った時代とちょい違う時代に行っちゃって、少年時代の自分ともろもろ頑張る話。
●感想
いきなり宇宙船同士の戦闘があって逃げる主人公が撃たれたりしつつハイパースぺースに入って逃げるアクション。時代が変わって母と子がギクシャクした関係らしい紹介があり、少年が主人公が負傷して家にいて驚くけど、主人公の会話から少年の事を知っていて主人公と少年は同一人物だということが判明していく。
テンポよくタイムトラベルの設定を説明していって混乱するギリギリのところで話が進んで行くのでわかりにくさとか飲み込みにくさはあまりなく、ストーリーとキャラクターに入り込めるエンタメ作になっていたと思います。
主人公は奥さんがタイムトラベルした時代に行きたいけど、時代を間違えてしまったので戻りたいらしいけど自分が負傷して動けなかったり追手が来たりしてさあ大変という。「ライトセーバーだ」という主人公が使う未来の棒でのアクションは迫力あって盛り上がりました。戦闘機でのチェイスや格闘シーンもデジタル映像を存分に使っていて安っぽさとかも全くなく見やすいうえに激しさもあるものでかっこいいです。
いじめられっ子の少年主人公を未来主人公がアドバイスしたりつつ母親にアドバイスしたり、この時代に来てエンジョイしてたりしたら、家に追手がやってきてのアクションからのピンチからの謎の人物が救出してくれて、それは探していた奥さんで夫婦の再会からの逃走劇。チェイスシーンの迫力。
そして隠れ家に行くけど簡単に追手が来ちゃうので奥さんは主人公たちを逃がす。そして主人公たちはもう1度タイムスリップして亡くなった父親と再会して、父親と共同開発者が父親を裏切ったことなどを話し、更に父親と少年主人公の関係の修復をサラッと描きつつ。
敵地に殴り込みに行って、敵が待ち受ける中、ドローンを使ったりしつつハードドライブだかを破壊しに行く。父親も協力して乗り込むけど、案の定、待ち伏せにあってピンチに。
このクライマックスの戦いから雑になっていく印象で、少年主人公がカタキ役に銃を突きつけられてどうする? となったときに主人公たちが口論して少年主人公が銃をはじいたら銃が暴発してハードドライブに当たってみんな吸い込まれそうになるという展開とかも簡単にピンチを突破しちゃう感じで盛り上がらず。
さらにカタキ役2人が最後に銃を突きつけてきて、どうしてカタキ役の1人がその位置にいてもう1人が銃を撃ったら銃弾が吸い込まれて…という立ち位置になったのかというのが偶然に見えて、狙ってそれをやったカタルシスが一切ないのが残念な終わり方でした。
親子のキャッチボールは無条件に感動できる構図だったり死の運命を知りながらそれを受け入れる父親の達観した態度とかもこれまた感動できましたが、未来主人公の目的が結果何だったんだっけ? と見終わって考え込んでしまう映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2022/03/14 NETFLIX
監督 | ショーン・レヴィ |
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脚本 | ジョナサン・トロッパー |
T・S・ノーリン | |
ジェニファー・フラケット | |
マーク・レヴィン |
出演 | ライアン・レイノルズ |
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ゾーイ・サルダナ | |
マーク・ラファロ | |
ジェニファー・ガーナー | |
ウォーカー・スコーベル | |
キャサリン・キーナー | |
ルーシー・ゲスト |