映画【ヴェロニカ・ゲリン】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 アイルランドで麻薬問題に切り込んで犯罪組織に煙たがれ妨害されながらも取材する話。

●感想

 速度違反で裁判所に出廷している主人公。裁判長に「仕事に必要」と訴える。罰金ですんで喜んで車に乗りながらみんなに電話で報告していると隣に止まったバイクから…。時間は2年前に戻って、主人公が麻薬と犯罪組織について調べていて、団地に行くと子どもたちが注射器で遊んで至るとこに注射器が落ちている。中毒者にインタビューを試みる主人公。主人公が帰ると部屋で男が拷問されていて、その叫び声が団地に響いて住民たちが耳をすます。

 主人公が犯罪組織の関係者に話を聞きに行くけど、当然答えてくれない。デモに参加することくらいしかできない。殺人が起きて被害者の葬式で関係者をチェックしたりして、また関係者に話を聞きに行ったり。しだいに疎まれて家に暴漢に襲われて拳銃で足を撃たれてしまう。

 それでもめげずに記事にして自らテレビでインタビューに答えたりして世論を味方につけていく。けれども案の定、犯罪組織から命を狙われて…。

 主人公の麻薬や犯罪組織を訴えるという行動の動機でその信念に従って家族とかからも危険だからと反対されても世に訴えていく姿は心が熱くなり、ただ犯罪組織のボスにアポなしで家に乗り込んで行って話を聞きに行くとかも軽率なのではないのかと感じてまう主人公の行動。

 主人公がわかりやすい一転突破の行動をする一方、犯罪組織の人たちのほうが悩んだり考え込んだりするのが印象的な映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2022/03/02 Disney+

監督ジョエル・シューマカー 
脚本キャロル・ドイル 
メアリー・アグネス・ドナヒュー 
原作キャロル・ドイル 
出演ケイト・ブランシェット 
ジェラルド・マクソーリー 
シアラン・ハインズ 
ブレンダ・フリッカー 
バリー・バーンズ 
サイモン・オドリスコール 
コリン・ファレル 
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