映画【クリミナル・アフェア 魔警】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 真面目な警官がたまたま輸血に協力したら、その人が凶悪犯で命を救ってしまって、主人公の警官がだんだんおかしくなっていく話。

●感想

 映像がかなりドラッキーで見ていてクラクラしていく映画でした。それでいて主人公がだんだんと病んでいくのでかなり暗くヘヴィーな作品で見ていてグッタリしてしまいました。

 バカ真面目で仲間からも疎まれている主人公が凶悪犯を捕まえようとするのと凶悪犯の強盗グループが内ゲバを始めていくストーリーが平行に描かれますが、主人公が過去に何があったのかというトラウマの映像も差し込まれて迷宮のような展開になっていって、そして最後に主人公が血のつながらないおばあちゃんの面倒を何で見ていたのか? 主人公がしょっちゅう見る火だるまの人は誰なのか? というのが暴かれていきます。

 銃撃戦はハードで重たくて迫力ありますが、110分間終始暗くて主人公はゲッソリしていくし、強盗犯が身内で殺しあっていくだけでエンタテイメントとしてはクライマックスのガソリンスタンドの大爆発くらいしか見ものがなかったです。物語のオチも主人公が子どもの頃、父親を射殺した警官を復讐のために放火して殺害して、その警官のおばあちゃんの面倒を見ることになった。とか凶悪犯も自分だった。というのも真相としてびっくりさせて落とすようなものではなく不完全燃焼の映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2017/01/17 NETFLIX

監督ダンテ・ラム 
脚本ジャック・ン 
ダンテ・ラム 
出演ダニエル・ウー 
ニック・チョン 
リウ・カイチー 
アンディ・オン 
スティーヴン・アウ 
チー・クァンチュン 

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