映画【タナトス】感想(ネタバレ)

Thanatos
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●こんなお話

 ボクサーとして頑張る青年たちの話。

●感想

 暴走族の用心棒のようなことをしてる主人公ですが、「オレに触るんじゃねえ!」とゴルゴ13くらいの体に触れられることに拒絶反応を示すのが笑ってしまいました。けど、ヒロインが馴れ馴れしく触ってくるとスーッとしてるっつう。可愛い子は触っても大丈夫なのが男の本能なんだろうと納得してしまいました。

 ちょっと展開が遅いような印象を受けました。主人公がボクサーを目指すまではテンポよかったですが。頭の障害があるとかでプロを断念した天才ボクサーの苦悩みたいなのが、結構な割合で挿入されますが。この人は、後半あまり印象に残らないという。むしろ、対戦相手の不良の仲間がいきなりプロボクサーとして登場するほうがインパクト強いです。いきなりの再登場に驚きます。何で、突然ボクサー目指したんだ……。でも、一応理由が語られますが。それにしても、すごい才能の持ち主です。

 クライマックスの対戦相手の登場がいきなりなため、それまで散々描いてきた天才ボクサーのボクシングができない苦悩みたいなのとかみ合ってないため盛り上がることができないのだと思いました。

 それに主人公の成長というのもあまり感じることができませんでした。最初から誰に対してもため口で、触られるのを嫌がるけど実力めっちゃあるボクサーでしたが。最後までそんな感じで、特に苦労することなく対戦相手を倒していってしまうので。障害を苦労して乗り越えて勝つというのがあまり感じられないのが原因だと思いました。

 とはいえ、ボクシングものの王道を行くような話しで面白かったです。

☆☆☆

鑑賞日:2012/02/12 DVD

監督城定秀夫 
脚本城定秀夫 
原作落合裕介
出演徳山秀典 
佐藤祐基 
平愛梨 
渋川清彦 
古川雄大 
大嶋宏成 
大口兼悟 
斉藤一平 
白石朋也 
秋本奈緒美 
升毅 
梅沢富美男 
竹原慎二 
ガッツ石松 
輪島功一 
レパード玉熊 
佐藤修 
薬師寺保栄 
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