●こんなお話
火星で進化したゴキブリたちと問題ありな日本人たちが戦う話。
●感想
犯罪者とか貧乏人とかワケありな日本人たちが大金に目がくらんで、火星にゴキブリ退治に行ったら、ゴキブリが進化してめっちゃ強くなっていて、それに対抗するために人間たちも虫と融合する改造人間になっていて変身して戦うというヒーローものの映画でした。
主人公たちが変身するたびに「説明しよう」みたいなナレーションが入って本当にいるのかわかりませんが、虫の説明が入って虫のことが知れて興味深く見ることができました。虫のことが知れるので個人的には子どもとかに見せる教育映画としての一面もあると思いました。
いきなり火星に行くミッションが始まって、メンバーの紹介がありますが。なぜか山Pさんが英語で喋るというギャグあって面白かったです。他にもいろんなギャグが散りばめられていて声を出して笑ってしまう部分がたくさんあって楽しかったです。個人的にはゴキブリが墜落する宇宙船の中でちゃんと安全バーをして椅子に座っている画とかよかったです。他にもヤクザが「俺は虫にはならねえ」と全く意味ないキャラクターとかもよかったです。ジェットエンジンになる虫とかも面白かったですし、それにゴキブリの津波が襲ってくる構図もお腹が痛かったです。
ゴキブリたちのキャラクターデザインも好きで目が可愛くて愛おしくなるゴキブリたちでした。ちゃんと表情があるように思えて感情移入できるキャラクターたちでした。
ただ、主人公たちが地球でどういう状況でなぜこの仕事を受けたのかという説明の回想が入ったりしますが、流れが止まってしまう上に火星での出来事との緊張感とまるで違うので効果的ではないと思ってしまって残念でした。それにケイン・コスギさんとか最初1人で戦って…とか、まるで戦術戦略がなく場当たり的にその場をしのいでるだけなのがもう少しスマートな戦い方なかったのかなとか思っちゃいました。後半になると主人公たちも個別に戦って結構いい感じに戦えているので、最初のケインさんなんだったんだろう? とか思っちゃいました。そもそも小栗旬さんがちゃんと説明してからミッションを行えばこんなことにならなかったのではないかとか元も子もないことを考えちゃいました。菊池凜子さんたちとみんなで協力すれば助かったんではなかろうかとか思いました。
とはいえ、楽しい娯楽アクションで面白い映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2016/05/06 TOHOシネマズ川崎
監督 | 三池崇史 |
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脚本 | 中島かずき |
原作 | 貴家悠 |
原作(作画) | 橘賢一 |
出演 | 伊藤英明 |
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武井咲 | |
山下智久 | |
山田孝之 | |
ケイン・コスギ | |
菊地凛子 | |
加藤雅也 | |
小池栄子 | |
篠田麻里子 | |
滝藤賢一 | |
小栗旬 |
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