映画【タクシードライバー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ニューヨークのタクシードライバーのイライラが爆発するのかしないのかの話。

●感想

 冒頭、バーナード・ハーマン先生のメインテーマが流れて。1976年当時の雑念としてニューヨークが映されて、その中を主人公が車を流している。その映像で、主人公の憂鬱やこの街の汚れきってどうしようもない世界を表現していて一気に掴まれるツカミで最高でした。

 不眠症の主人公は夜勤のタクシードライバー。100分間、ひたすらぐつぐつと煮えたぎっていく様子を淡々と着実に描かれていきます。
 いろんな客を乗せて、無表情で応対し。同僚とくだらない雑談をし、気になる女性をデートに誘うけどポルノ映画を一緒に見てしまうような主人公。高飛車な女だとわかると一転敵意をむきだしにする。
 周りは自分のことをわかってくれないし、自分の存在価値は何なんだろうと悶々とする気持ち。主人公に物凄く共感してしまうという。

 たまたま知り合った少女の売春婦と出会い、彼女の事を気にしつつ。大統領候補を暗殺しようとする。
 クライマックスの銃撃戦の迫力も凄くて盛り上がる映像でした。そして全てが終わり、天井から映して流れる映像が最高。

 ベトナム戦争の後遺症で不眠症で病んでしまっているのかというのではなく、社会が生んでしまったということなら。いつの時代にもこの主人公が誕生してしまう。というか、この主人公よりタチの悪いのが生まれている現実。
 夜のニューヨークの危険な中にこそ、生きがいを見い出し、自分のやりたいことを見つけられない男の悲しい話でよかったです。

☆☆☆☆☆

鑑賞日:2010/02/14 DVD

監督マーティン・スコセッシ 
脚本ポール・シュレイダー 
出演ロバート・デ・ニーロ 
シビル・シェパード 
ピーター・ボイル 
ジョディ・フォスター 
アルバート・ブルックス 
ハーヴェイ・カイテル 
レナード・ハリス 
ダイアン・アボット 
マーティン・スコセッシ 
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