映画【スイッチを押すとき】感想(ネタバレ)

switch
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●こんなお話

 自殺を管理する未来社会の話。

●感想

 子どもの自殺率が高いので実験で子どもに自殺のスイッチを渡すっていう設定は面白いですが。このスイッチの設定がよくわからないので、物語に集中できなかったです。自殺用のスイッチを持たされていますが、他人が押しても作動するのかとか途中で海に捨ててましたが捨てるのが許されるなら、どうして最初から捨てて逃げ出さないのかよくわかりませんでした。

 物語は、看守がやってきて残った子どもたち6人に優しく接するところから始まりますが。子ども達の背景も時間の都合上かあまり描かれず、特に最初の3人なんて状況設定のためだけに使われているだけにしか見えず残念。
 逃げ出して母親と再会して食事をする子どもさんがいましたが、そんな暖かい団欒のあとに何故自殺したのか? その子どもの気持ちもよくわからないので、何の感情の動きもなかったです。

 主人公の看守が恋をして子ども達と逃げるけど。という流れですが、この看守もよくわからない。最初は、自分の任務のために子ども達と交流をはかっていたのがいつの時点で本気で子どものために動こうとしたのか? ちょっとわかりづらかったです。

 映像が綺麗なだけに心の動きが見えづらくて、せっかくの設定も活かされてないように思えました。

☆☆

鑑賞日:2012/06/27 DVD

監修中島良 
脚本岡本貴也 
原作山田悠介
出演小出恵介 
水沢エレナ 
佐野和真 
真司郎 
阪本奨悟 
太賀 
菅野莉央 
福士誠治 
鈴木砂羽 
小倉久寛 
田中哲司 
西村雅彦 
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