●こんなお話
ロンドンのアメリカ大使館でビザを発給している職員が、何やら怪しげな人物を見つけたら。いきなり殺し屋に狙われたり、濡れ衣を着せられたりして逃亡する話。
●感想
冒頭でアフガニスタンの戦闘シーンで迫力でツカミで一気に引き込んでいってよかったです。そしてロンドンで主人公の仕事が描かれていって爆弾テロが起こって、主人公が犯人扱いされての逃亡者ものになっていきます。
見てる間はいろいろ起こって次から次に転がっていって、圧倒的不利な状況をどうやって突破していくのだろうという興味が持続してみることができましたが。ピアース・ブロスナンが凄腕の殺し屋として出てきますが、出てくるたびに殺しに失敗するのでオマヌケな殺し屋さんにしか見えなかったり。普通の女性である主人公が監視社会のロンドンからアメリカまで行こうとして、主人公のほうが凄腕の殺し屋みたいで格闘も普通にできるので一体これは何の話なんだろう? とどうでもよくなっていってしまいました。
アメリカでテロを起こそうとするお医者さんとかもお医者さんなのにガスを使って…というのもなぜあのお医者さんはガスをいじるポジションにいるのだろうかとか冒頭の戦闘シーンでの捕虜も主人公の上司の息子さんだったというのも設定として弱いと思いました。
主人公が凄腕のスパイとかだったら、追手を突破できると思いますが。なぜいっぱいいる追手を振り払うことができたのか。殺し屋と普通に戦えるのかとか、そもそもの設定の部分で疑問が起こってしまって入り込めない映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2015/10/22 チネチッタ川崎
リンク
監督 | ジェイムズ・マクティーグ |
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脚本 | フィリップ・シェルビー |
出演 | ミラ・ジョヴォヴィッチ |
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ピアース・ブロスナン | |
ディラン・マクダーモット | |
アンジェラ・バセット | |
ロバート・フォスター | |
ジェームズ・ダルシー | |
アントニア・トーマス | |
フランシス・デ・ラ・トゥーア | |
ロジャー・リース |
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