映画【新幹線大爆破】感想(ネタバレ)

Bullet Train (1975)
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●こんなお話

 1500人だか乗った新幹線に80キロ以上出るとスイッチが入って80キロを切ると爆発する爆弾を仕掛けたってんで、国鉄、現場の新幹線、警察、犯人の攻防の2時間30分の話。

●感想

 ある男が新幹線の基地に忍び込むところから始まり、新幹線に乗る人々の日常、乗務員の日常が描かれ、「爆弾を仕掛けた」という強迫が入り【新幹線大爆破】のタイトルどーん!
 ここから2時間30分ノンストップでハラハラドキドキを引っ張る映画で素晴らしいパニック映画でした。

 序盤から中盤は新幹線を走らせ分岐点やポイントですれ違う新幹線を上手くやれるか? というピンチで対応する職員たち。
 そして警察は犯人を追いかける捜査。個人的には丹波哲郎さんの現在の状況の説明台詞だけど見せてしまう安心のお芝居がさすがでした。警察の偉い人たちの対応に始まり、現場の刑事たちの捜査。そして3人の犯人が出てきますが、それぞれの何故犯行に至ったかという動機が描かれる回想。
 本当にテンポがよくて次から次にシーンが展開するので飽きることのない構成で面白かったです。止まれない新幹線でパニックになる乗客たち、臨月の人が産気づいちゃったり。
 町工場の社長を中心とした犯人たちの描かれ方もよかったです。

 ただやっぱり何回見ても現金の受け渡しで偶然、柔道部員が通りかかって……という展開は笑ってしまいますし。警察が無能すぎます。設計図燃やしちゃったり、犯人の1人を偶然街で見かけて追いかけて拳銃撃っちゃうっつうのも凄いです。そして逃がしちゃうし。

 だんだんリミットに近づくにつれてパニックになっていく乗客たちもとんでもないことになっていて面白くて1500人も新幹線に乗れるんだと勉強になる映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2014/08/21 DVD

監督佐藤純彌 
脚本小野竜之助 
佐藤純彌 
出演高倉健 
山本圭 
織田あきら 
郷えい治 
宇津宮雅代 
菅原安人 
風見章子 
森みつる 
田中邦衛 
渡辺耐子 
宇津井健 
千葉真一 
小林稔侍 
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