映画【すーちゃん まいちゃん さわ子さん】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　30超えて未だ独身の仲良し三人組の女性がそれぞれ仕事に恋に悩んだりする話。

●感想

　すーちゃんはカフェのベテラン店員でお店のマネージャーに恋心を抱いている。まいちゃんは営業社員で嫌味な上司に頼られながら不倫もしている。さわこさんは自宅で寝たきりのおばあちゃんと暮らしてる。
　この3人の生活を交互に映し出して、本音をモノローグで表現してどこかコミカルな部分もあったり。

　ただ、全部上辺だけというか。人間関係、仕事のストレスって複雑で入り組んでて、こんな簡単じゃないと思うし。結局お洒落な映画にしか見えなかったです。
　仕事の問題、介護の問題というのを描いてるけど。じゃあどうするんだ?　という答えが描かれないというか。
　人生にはいろいろ選択肢があって、どれが正解でどれが不正解なんて誰にもわからない。その選択していき結果どうなるのか?　という面白さで見せる映画だとは思いますが。
　たとえば、柴咲コウさん演じる主人公が家で料理をしていて人が訪ねてくると、フライパンに火を止めて、そのまま応対してフライパンの料理そのままで面倒じゃないのかな?　となったり、真木よう子さんなんて仕事も持ってるし美人さんだし、なぜ不倫してるのか全く背景がわからないです。

　後はカフェのマネージャーさんや蕎麦屋の息子さんなど男の描かれ方が極悪で悪いまま終わるというのもどうなのだろうか。ちょっと女性の生き方探しだけで終わっちゃってる映画で残念でした。

☆☆

鑑賞日:2013/11/08　DVD