映画【STRAIGHT TO HEAVEN 天国へまっしぐら】感想(ネタバレ)

STRAIGHT-TO-HEAVEN
スポンサーリンク

●こんなお話

 ヤクザに命を狙われて長崎に逃げた主人公たちがそこでも殺し屋に狙われたり、地元のヤクザとも揉めたりする話。

●感想

 主人公たちはオレオレ詐欺をしていて、ヤクザに生命保険をかけられて殺されそうになって東京から長崎へ逃げて、追手を逃げながら海外へ行こうとするけれどという往年のヤクザものアクションもののひな形で面白くなりそうな設定ですが、予算的なもので仕方ないとは思いますがいかんせん夜のシーンでは暗くて見えづらく、役者さんが少しでも遠いと何話しているのかわかりにくいのもマイナスでした。

 登場人物の気持ちや背景もわかりにくくて、主人公2人が長崎に逃げる途中でもう1人、バーで働く男性を巻き込んで逃走しますが。彼がなぜ一緒に行動するのかよくわからず、本人も言ってましたがなぜ海外まで逃走するためのパスポートまで用意するのだろうか? や長崎のお世話になってる野球部の監督ということがやたら強調されるヤクザの親分さんとの関係性と対立なんかも伝わりにくく入り込めない映画でした。

 それよりおじさんバンドがやたらと挿入される前衛的なシーンとか一体どういう気持ちで見ればいいだろうと戸惑う演出やポンチョみたいなのを着て刃物で襲ってくる殺し屋も強いんだか弱いんだかわからず全く魅力を感じにくくて見せ場の対決なども盛り上がりに欠けるアクションシーンで残念でした。

 長崎でくすぶっているのが嫌で逃げ出したいという地元のカップルとかも、いつの間にか主人公たちと一緒に行動して捕まったり逃げたりと一体何をしてるのだろうかという冷たい気持ちになる90分でした。

鑑賞日:2021/03/19 Amazonプライム・ビデオ

監督柏原寛司 
脚本野坂直代 
いさみたかお 
柏原寛司 
出演正木蒼ニ 
田中優樹 
森川涼 
高橋将仁 
清水美那 
中西良太 
掛田誠 
上原敏郎 
鴻明 
河村仙兵衛 
ダンゲ 
石田慶 
和 
片桐竜次 
タイトルとURLをコピーしました