映画【インナー・スペース】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 実験でミクロサイズになった軍人さんがハプニングで一般市民の中に入っちゃって、技術力の奪い合いの話。

●感想

 人間の体内に入ってそこでの描写というのは「ミクロの決死圏」の名作がありますが、あちらは昏睡状態の人間の体の中を冒険しますが、今作では生きて意識のある人間の中に入って、視野や聴力が通じ合って、身体の中から声をかけて意思疎通が取れるというのが面白いアイデアでした。偶然、主人公である気弱なスーパーのレジ打ちの青年の身体の中にミクロのパイロットが入っちゃって…という。

 人間の外側では殺し屋とかの追手から逃げたりのドタバタがあり、それを身体の中から指示したりして同時進行で進んでいって、しかもヒロインであるパイロットの恋人を気弱な青年が好きになっちゃって身体の中のパイロットが止めたりするのが笑えます。ミクロサイズの技術を奪おうとする悪い科学者チームもズッコケチームで、主人公たちを捕まえたと思ったらヒロインが簡単に拳銃を持って敵の研究所に忍び込めちゃって簡単に主人公を救出できちゃうのとかはどうなのだろう? といくらコメディ映画とはいえ緊張感とかは一切ないのが個人的には乗り切れなかったです。ですが、その後に起こるカタキ役たちの50パーセント小さくなってからの展開は笑えて、小さい彼らが頑張って動き回るのとか可愛くてキャラクターとして見えてしまう面白さがありました。胃酸が人間が溶けたり、身体の中の赤ちゃんとの対面とか身体の中の描写もフレッシュでした。

 ゆるいコメディ映画ですが、気軽に楽しめて主人公のバディものでそれが身体の中と外でのバディものというのが珍しくて面白い映画でした。

 

☆☆☆

鑑賞日:2021/03/19 U-NEXT

監督ジョー・ダンテ 
脚本ジェフリー・ボーム 
チップ・プローザー 
製作総指揮スティーヴン・スピルバーグ 
出演デニス・クエイド 
マーティン・ショート 
メグ・ライアン 
ケヴィン・マッカーシー 
フィオナ・ルイス 
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