ドラマ【イカゲーム】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 借金とか生きるのに大変な事情がある人たちが大金をかけて死のゲームに参加する話。

●感想

 借金だらけだったり今の生活が大変な人たちが大金をかけて死のゲームをしていくという話自体はよくある設定だとは思いますが、ゲーム自体にテンポがよかったりサバイバルものとしても楽しく退屈知らずの全9話でした。

 奥さんと別れ子どもにもなかなか会えない主人公が母親の病気の治療のお金を手に入れなきゃとか借金に苦しんでいると謎の男から大金をもらえるゲームがあるとのことで麻酔薬で眠らされてからの傘下というゲームをやることになる。会場には様々な事情の人間がいて、主人公が競馬で儲けた金を盗んだスリの脱北者がいたり、主人公とは幼馴染でいい大学を首席で卒業していい会社に入って、主人公からは同郷の誇りだと思われている男性がいたり、脳腫瘍で余命わずかな老人や給料がもらえないパキスタンからの労働者やヤクザだったりとが登場していきます。それにプラスしてゲームに参加したらしい兄を探して潜入する刑事さんがいたり。

 ゲームをどうやって突破していくのかという単純な面白さもあって、特に序盤のゲームとかは面白く見れました。綱引きが特に面白くて、男性だけのチームの方が有利の中、主人公たちは老人や女性が多い中、どうやって突破するのかというのがハラハラドキドキしました。そして6話のビー玉の回は特に感動的で主要メンバーたちの生き残りたい気持ちが飛び出して、人間の非道な部分や優しい部分がわかりやすく飛び出す感動の回でした。主人公とおじいさんのやりとりは特に涙こぼれそうになりました。

 刑事さんが潜入してのバレるかバレないかのサスペンスとそこでだんだんと明らかになるゲームの運営の仕組みと2つのストーリーが展開していくのも退屈させない作りでした。後半で明らかになる運営側のリーダー格のフロントマンの正体とかも声を上げて驚けるビッグネームの配役でよかったです。

 ただ最後のイカゲームが韓国人は慣れ親しんでいるものだと思いますが、よくわからず普通にぶん殴り合いで決着。というのが最後の最後で少しがっかりでした。

 とはいえ、最初から最後まで全く安っぽくなくかつ漫画的なエンタメ度もあり楽しいサバイバルものとして見られるシリーズでした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2020/12/06 Netflix

脚本ファン・ドンヒョク
出演イ・ジョンジェ
パク・ヘス
オ・ヨンス
ウィ・ハジュン
ホ・ソンテ
キム・ジュリョン
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