映画【スパイダーマン3】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ゴブリンの息子さんとかサンドマンとかヴェノムとかいろんなカタキ役がてんこもりの話。

●感想

 今までと違い世間から迫害されていたスパイダーマンがヒーローとなって、順調な主人公が調子乗っているけど。彼女が悩んでいるのに気づかず、片方はプラスで片方がマイナスの方向に行ってしまう展開ってのは面白く見れました。

 ところが、ヒロインはいくら落ち込んでいるとはいえ相変わらずフラフラと気持ちが揺らぐので。今回は上手く行ったとしても今後も長続きしないカップルだなと思いました。

 今回のカタキ役もサンドマンと突然空から降ってきた謎の物体ですが、あの物体が何の説明もなく最後までいるので。原作を知らない人は、何の生物なのかとかわからなかったです。何故、共振に弱いのか? 
 サンドマンも娘が生きがいになっている脱獄囚という設定も深く描けば悲劇のキャラクターになりそうですが。残念ながら、ただ暴れまわるだけにしか見えないのが残念でした。

 主人公がスライムに乗っ取られて調子乗ってダンスするシーンとかを長く描くことより。人間を描くことに集中してもらえれば、迫力あるアクションシーンをせっかく作っているのに残念でした。

 おばさんは相変わらず、おじさんの話を主人公にしてん泣くっつうことしてるし。悲しい過去だけど、ちょっと前を向いて歩いて欲しいし。女優陣は、相変わらず捕まって叫んでるだけだし。130分あるわりには、最初から最後まで変わらないというか。主人公がどう成長したのかがわからなかったです。

 それに、今まで「父のカタキ!」と憎んできた親友が突然出てきた執事の一言で改心するってのも簡単すぎてずっこけました。急に出てきたおじいちゃん、誰なんだと思うこと間違いないです。

 とはいえ、無難に楽しめる映画だと思いました。

☆☆☆

鑑賞日:2012/06/09 Blu-ray

監督サム・ライミ 
脚本アルヴィン・サージェント 
出演トビー・マグワイア 
キルスティン・ダンスト 
ジェームズ・フランコ 
トーマス・ヘイデン・チャーチ 
トファー・グレイス 
ブライス・ダラス・ハワード 
ジェームズ・クロムウェル 
ローズマリー・ハリス 
J・K・シモンズ 
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