映画【山猫は眠らない6 裏切りの銃撃】感想(ネタバレ):迫力の銃撃戦とチームの絆が光る!安定感ある戦闘アクション

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●こんなお話

 パイプライン防衛の任務を受けた主人公たちが味方に内通者がいるかもしれない中、武装勢力と戦う話。

●感想

 銃撃シーンは低予算を感じさせない気合の入った仕上がりで、シリーズらしい安定したクオリティを維持していました。冒頭の海岸での武装勢力との激しい戦闘、中盤の雪山での緊迫した銃撃戦、そしてクライマックスのパイプラインでの大規模な銃撃戦と、それぞれの見せ場は迫力満点で満足感が高かったです。

 最初のアクションシーンでは主人公チームのメンバーが活躍し、チーム紹介も兼ねた効果的な展開があり。新しい任務が始まるが、隠れていたはずの味方が銃撃され、チーム内に内通者がいる可能性が浮上。そこから主人公の主張が受け入れられずに対立が生まれ、舞台は一気にロシアチームやチェチェン武装勢力との雪山戦へと変わっていく。

 雪山の場面では、主人公が子どもを撃てずに苦悩していることに触れ、協力者が自分のエピソードを語る回想シーンが挿入される。やや物語の軸がぼやけてしまうような描写にも感じられ、観ている側としては何を見せられているのか戸惑う部分もありました。

 その後、武装勢力に近づくと味方のシステムがハッキングされていることが判明し、ドローンも敵に乗っ取られて位置情報が漏れている。だが上官はこの危険を認めず、緊張感が高まる。 

 クライマックスの銃撃戦は冒頭の戦闘と似通っており、迫力はあるものの大きな新鮮さや差別化が感じられず、盛り上がりに欠けるのが少し惜しい気持ちに。しかし、主人公が葛藤しながらも仲間に叱咤激励されていく人間ドラマ的な部分は見ていて楽しい作品でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/12/13 BSテレ東

監督ドン・マイケル・ポール 
脚本クリス・ホーティ 
出演チャド・マイケル・コリンズ 
ビリー・ゼイン 
デニス・ヘイスバート 
ステファニー・ヴォクト 
ニック・ゴメス 
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