映画【ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 メキシコ難民がテロを起こしてるとアメリカが超法規的措置な活動でメキシコ麻薬カルテルで内ゲバを起こそうと作戦を起こすけど、当然上手くいかない話。

●感想

 前作の静かで淡々と進むけれど、ド派手なガンアクションやストーリー的な見せ場が多くて見やすいつくりだったりは継承していて良い続編だと思いました。 

 ただ銃撃戦とかの派手さは凄いですが、麻薬王の娘を誘拐するけれど娘さんが逃げちゃってデルトロとのロードムービーとかはそれはそれで面白いですが、普通のエンタメになってしまっていて物足りなさも感じる作品でした。 

 娘さんを奪ったり奪われたりのたびに派手な銃撃戦があったりしてテンションが上がりますが、サイドストーリーで麻薬カルテルに足を踏み入れていく若者のシークエンスとか偶然にデルトロと絡んでくるのも唐突で物語的な面白さはあまりないし、デルトロのピンチもわざとなのか偶然なのかわかりくく、デルトロが急に動き始めたときは笑ってしまいそうになってしまう微妙な展開でした。 

 とはいえ、国家というのは人を人として思っていなかったり扱っていなかったりするのがよくわかる映画でよかったです。 

☆☆☆

鑑賞日: 2019/04/05 Blu-ray

監督ステファノ・ソッリマ 
脚本テイラー・シェリダン 
出演ベニチオ・デル・トロ 
ジョシュ・ブローリン 
イザベラ・モナー 

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