映画【蠢動-しゅんどう-】感想

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●こんなお話

 ある藩で幕府からやってきた剣術指南役がどうやら藩の内情探られてるぞってんで、彼を殺害して若い藩士に濡れ衣を負わせてしまおうという武家社会の密室性いっぱいの話。

●感想

 和太鼓の重低音が響いて人の歩く音や刀がぶつかる音とかの音響効果が素晴らしくて静かな映画だけど一転して大きな音がして凄かったです。クライマックスの雪の中での殺陣も平和ボケした侍たちの殺陣というのも現代人にあっていてよかったと思います。綺麗な殺陣ではなくふらふらになって泥まみれの殺陣。
 悪人も出てこずに上役、中間管理職、平社員とそれぞれの思いと葛藤が描かれていてよかったです。

 剣術修行に出たい若い侍、彼の気持ちをくみ取って修行の旅を後押しする剣術指南役、このままじゃ幕府に潰されると藩のために行動する上役たち。そのために若い侍に罪をなすりつけて殺してしまおうとする。
 ただ、序盤から偉い人たちが向かい合って藩の状況やこれからを会議で話しているだけなので画面に動きがなくて退屈でした。

 若い侍の強くなりたいという思いもわかりますが、偉い人たちの会議が半分くらいあるんじゃないかってくらい長いため。必死に働いたのに裏切られるという絶望みたいなものがイマイチ伝わりにくかったです。
 平和な若い侍たちの生活があり一生懸命仕えていたのに、上司たちの事情だけで見捨てられるという武士道残酷物語として伝わってくるものはあまり個人的にはなかったです。

☆☆☆

鑑賞日:2014/08/17 DVD

監督三上康雄 
脚本三上康雄 
出演平岳大 
若林豪 
目黒祐樹 
中原丈雄 
さとう珠緒 
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