映画【少女は異世界で戦った】感想(ネタバレ)

Shôjo wa isekai de tatakatta
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●こんなお話

 核兵器や銃がなくなった世界とこちらの世界の2つの並行世界があって、パラレルワールドのほうで銃を持った人間が侵入してきてそれを守るために主人公の女の子たちが戦う話。

●感想

 核兵器から銃器の恐ろしさを学んだ人類は銃器をなくして武器が剣だけの世界で戦士として別世界からやってくる侵入者たちと戦っている。一方の世界では戦士たちはアイドルとして活躍しているらしい。

 戦士たちには育ての親がいて彼の命令で侵入者と戦っていて議員が侵入者と入れ替わったということで議員たちと戦って消滅させる。宗教団体の本部に忍び込むということでアイドルグループに偽装して移動する主人公たち。

 戦士たちは宗教団体本部に忍び込む組とワームホールを探す組に二手に分かれる。戦死の1人は戦うことへの疑問を感じ始めて、アイドルの自分と入れ替わってアイドルたちにドッペルゲンガーだと騒いだり。宗教団体の教祖が神の手だと電撃で攻撃してきて大変の中、森の中で戦ってみんなやられていくけど。アイドルの1人が教祖を倒しておしまい。

 女の子アクションものというジャンル映画として勢いで突破する方向の映画だとは思いますが、正直、そんなに肝心のアクションでも盛り上がらなかったです。それぞれ個性のある戦い方をする女優さんたちで各アクション、面白いとは思いますが。いかんせんストーリーがなんだかのりきれなかったです。

 パラレルワールドのほうではソードアクションをする女の子たちで、こちらの世界では地下アイドルという設定。このアイドルという設定も全くもって活かされていない気がしました。

 とにかく銃やら核兵器を持ち込もうとする悪いカルト集団がいるらしいってんで、その恰好じゃ目立つからと潜入しようとしますが。目立たない格好というのが目立ってるという。それでバレちゃったりするという。そういうギャグなのかな? と考えてしまって、 ここら辺から登場人物たちが何を目的にしているのかわかりにくくなってくるという何気に難解なストーリー。

 途中から何故戦うのか? で悩み始める方向になってきたりして、この手のジャンル映画で悩み始めちゃったらテンポの悪さったらなかったです。 そしてクライマックスで悪の軍団と戦いますが、未来の話なのにずっと秋の林みたいなところで延々と戦ってる姿がだんだんと悲しくなる映画でした。

 低予算でアクション映画といったこういう映画は個人的には応援したいですが、アクション映画としてもアイドル映画としてもテンションがそこまで上がらなくて残念でした。

☆☆

鑑賞日: 2015/02/19 DVD 2024/11/11 U-NEXT

監督金子修介 
脚本小林弘利 
白土勉 
出演花井瑠美 
武田梨奈 
清野菜名 
加弥乃 
小山田将 
岡田浩暉 
金子昇 
三田真央 
ハヤテ 
浪岡一喜 
紗倉まな 
田口トモロヲ 
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