映画【少林寺木人拳】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 父の敵を討つために木人を使って訓練するジャッキーの話。

●感想

 冒頭、ジャッキーが暗がりでマスターと無言で戦っている。何の説明もなく結構長いこと戦ってます。集中して見てると、何と目を覚ますジャッキー。まさかの夢オチ……。
 ジャッキーは少林寺で修行する若者で先輩たちやシーフーたちにも厳しくあたられながらも頑張って修行している。ジャッキーは子どもの時に父親を殺されて、それ以来喋れなくなっちゃってて、ジャッキー終始台詞なしです。喋れなくてもジャッキーの人の好さが伝わってきて、そんなジャッキーを見かねて酔っぱらってるお坊さんや尼僧さんが修行をつけてくれます。
 そして立ち入り禁止の洞窟に鎖でつながれた男を見つけて、その男から修行をつけてもらいます。この男、凄く怖そうなのに「早く来てくれー!」とジャッキーを呼んじゃったりするのが可愛かったです。

 そして少林寺の修行の最後の試験が何十体もの木人が待ち受ける道を突破しないといけない。この木人がどういう仕組みで動いてるのかとか突っ込んじゃ駄目です。どう見ても人間が入ってるような動きをしてますが、何とか突破するジャッキー。
 修行を終えて寺を後にするジャッキー。ここまでで大体半分。タイトルになってる木人これで終わりです。

 中盤から後半は洞窟に囚われていたシーフーが逃走して少林寺の関係者を次々に倒していく。ジャッキーはジャッキーで父親を殺した相手を探していくうちに、カタキが実はこのシーフーだったと知って、少林寺で再び修行して決闘するという。
 街で出会う食事処の娘さんや息子さんと仲良くなりますが、後半ほとんど出てこなくなります。果たして登場する意味あったのかとかわからないです。そしていつの間にか少林寺の救世主になってしまって決闘に向かう。

 クライマックスはほんとうにセリフもなく、ただ戦っているだけで魅せてしまうのがさすがでした。
 終始シリアスだし突っ込みどころもあるけれど、やっぱりカンフーの動きを見てるだけで集中してしまえる凄い映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2014/08/06 Hulu

監督ロー・ウェイ 
チェン・チー・ホワ 
出演ジャッキー・チェン 
ドリス・ロン 
カム・コン 
ジャン・ジン 
ユン・ピョウ 
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