映画【シャン・チー テン・リングスの伝説】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 犯罪組織のお父さんが世界を破滅しそうになるので、それを阻止する息子と娘とかの話。

●感想

 何やら1000年以上前から世界を征服する勢いでテンリングスなる犯罪組織を率いるトニー・レオン演じるボスが幻の村へ行こうとするけれど、そこにたどり着けずに娘さんと出会ってそこでカンフーしながらのラブシーン。スローで2人のアップがまぶしかったです。

 現代に映って、主人公がカリフォルニアのホテルでホテルマンとして働いている主人公がいて、友人とバスに乗っていたらあからさまに悪そうな男たちに襲撃されたと思ったら、カンフーで主人公が迎撃する。このバスでの戦闘シーンは正直、この映画1番盛り上がるシーンでバスの中や外を縦横無尽に動き回るカメラワークとバス自体は暴走しながら車内での格闘シーンはテンションが上がる見せ場でした。刺客は主人公が持ってるペンダントを狙っていて盗まれてしまう。もう1個は妹が持っているらしい。

 主人公は実は犯罪組織の親分の息子で暗殺術を仕込まれていたということが回想で判明して、妹がマカオにいるぞとなって助けに行ったら、地下格闘技を運営している妹と出会ったら、ちょうど敵が襲撃してきて。ここでビルの外でのチャイニーズバンブーを使ったアクションも夜で見えにくいという点がありましたが、ここも盛り上がるアクションでした。お面をかぶった敵との戦いもかっこよかったです。

 結局、お父さんの組織のところに戻ったら主人公兄妹が持っていたペンダントを合わせたら父親が行こうとした伝説の村への道がわかる。このペンダントを合わせて地図になるというくだりは、お父さんはどういう計画だったのか、それとも亡くなったお母さんが隠していたことなのかと。ちょっとわかりにくかったです。

 父親の言いなりにならないので、牢屋に閉じ込められる。そしたら【アイアンマン3】に出てきたキャラクターがいて、しかもそこに動物がいて。その動物が伝説の村への道を知っていて、牢屋も簡単に脱出できるという。偶然、大切な人に出会って、牢屋を脱獄できて、お父さんより先に伝説の村へ行けちゃうという。ここら辺が結構雑な展開に感じてしまって退屈でした。しかもベン・キングスレーが役者を目指した理由が【猿の惑星】を見て驚いたうんぬんというやりとり、果たして必要だったのか謎です。

 伝説の村にたどり着いてからは、新しい世界観の説明と主人公の回想が入って…というのも鈍重で何回、お母さんと少年シャン・チーのくだりを見なければいけないのだろう? という気持ちになって退屈さを増していきました。

 クライマックスの戦いもハリウッド大作で何度も見てきたかのようなCGバトルになってしまって、序盤のバスアクションや竹の足場アクションを超えるものでもなく。CGドラゴンを何の感情を動かされることなく見つめていました。

 とはいえ、トニー・レオンがハリウッド大作にほぼ主役として出ているのがファンとして単純に嬉しい気持ちになれる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/10/07 TOHOシネマズ川崎 2023/11/08 Disney+

監督デスティン・ダニエル・クレットン 
脚本デイヴ・キャラハム 
デスティン・ダニエル・クレットン 
アンドリュー・ランハム 
原案デイヴ・キャラハム 
デスティン・ダニエル・クレットン 
アンドリュー・ランハム 
出演シム・リウ 
オークワフィナ 
ミシェル・ヨー 
トニー・レオン 
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