映画【ある人質 生還までの398日】感想

SER DU MÅNEN, DANIEL ☆☆☆

●こんなお話

 シリアで捕まったデンマーク人が拷問されたりする中、何とか救出しようとする家族の話。

●感想

 実際のシリアでの人質生活がどのようなものなのか、また彼らと交渉するというのはどういうことなのか。救出しようと動き回る家族の気持ちなど知ることができて、ニュースだけでは伝わってこない内容で勉強として興味深く見ることができました。作りも正攻法で真面目に作られていると思いました。

 普通にカメラマンとして街を歩いていたのに急にハイエースみたいなのに押し込められて、暴行を加えられてそこから1年も拘束されるというものがどんなものなのか。また残された家族の苦悩や家族としては当然身代金を払うけれど、それがテロ組織の資金源になってしまうのはいかがなものかという考えがあったり。拷問をされて希望がない生活の中、アメリカ人ジャーナリストが彼らの憎しみに負けないと明るくふるまう姿、そして暗記で伝言を頼んで…というくだりは王道ですが熱くなるものがありました。

 ただ主人公が1年もの間拘束されていたということですが、見た目も最初から痩せていてあまり変わらず、髭も生えず髪の毛も伸びないので、誰かがお手入れをしてくれてたのかな? とか140分で仕方ないですが1年間の長さがあまり感じられなかったです。これも実話だから仕方ないのかもしれないですが、人質になって苦しい生活、そして家族の身代金を集めるという以上のものも特になく、頑張って集めて渡して解放というだけなので物語的な面白さはあまり感じることができなかったです。

 学校の授業とかで流して勉強する映画として良い内容の作品だと思いました。

☆☆☆

鑑賞日:2021/03/17 角川シネマ有楽町

監督ニールス・アルデン・オプレヴ 
アナス・W・ベアテルセン 
脚本アナス・トマス・イェンセン 
原作プク・ダムスゴー
出演エスベン・スメド 
トビー・ケベル 
アナス・W・ベアテルセン 
ソフィー・トルプ 
アルダラン・エスマイリ 
クリスティアーネ・G・コッホ 
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