映画【桜田門外ノ変】感想(ネタバレ)

sakurada
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●こんなお話

 桜田門外の変が起こって襲撃者側が次々に討ち取られる話。

●感想

 第1幕でいきなりクライマックス桜田門外ノ変のアクションシーンが起こり、そこから事件が起こるまで幕府や水戸藩など政治的に何が起こったのかと事件後に自分たちのしたことが正しかったのかを悩みながら、追い詰められていく様子を丁寧に描いていて。興味津々で見ることができました。

 登場人物のテロップが出てきて、緊張感ある演出だったと思います。事件を起こした水戸脱藩浪士たちも井伊大老側もどちらも国を思う立場として対立しているのも、ただの勧善懲悪でなくて良かったと思います。桜田門外のでかいセットも素晴らしくて、とても興奮する美術や道具が見れて良かったです。

 ただ、主人公に愛人がいて。奥さんとの別れを告げて、すぐに愛人とのベッドシーンがあったりして。主人公に、あまり感情移入できずに終わりました。主人公よりも、周りの志士たちのほうが魅力を感じてみてました。それにやっぱりお話の構成として最初にクライマックスがきて、そこから一気に失速してしまう構成だと思いました。

☆☆☆

鑑賞日:2010/10/17 TOHOシネマズ南大沢

監督佐藤純彌 
脚本江良至 
佐藤純彌 
原作吉村昭
出演大沢たかお 
長谷川京子 
柄本明 
生瀬勝久 
加藤清史郎 
西村雅彦 
伊武雅刀 
北大路欣也 
渡辺裕之 
中村ゆり 
渡部豪太 
本田博太郎 
池内博之 
須賀健太 
温水洋一 
北村有起哉 
田中要次 
坂東巳之助 
榎木孝明 
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