映画【デンジャラス・ラン】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 凄腕エージェントと実務経験なしエージェントがバディとして逃げる話。

●感想

 デンゼル・ワシントン演じる伝説的な元CIAが出てきて、心理操作のプロで数々の人物を寝返らせてきたみたいな紹介がされますが、このキャラクターが全くすごく見えないのが痛かったです。すごく見えるシーンを作らないといけないのに全くないです。むしろ一緒に逃げることになる下っ端CIAを全然操れず、力技で逃げ出す始末。

 デンゼル・ワシントンと一緒に逃げることになるCIAも隠れ家の留守番をしていて暇そうにしている日常しています。ところがデンゼル・ワシントンが来たことによってその日常が崩れる。そこまでは面白いです。この男、全くの下っ端のような男なのに凄腕の味方たちを皆殺しにした襲撃者たちから銃撃戦をしたりカーチェイスをして勝ってしまうのが凄いです。最初からめちゃくちゃ凄い男になってしまっていて、最初の日常があまり意味のないシーンに感じてしまいました。

 デンゼル・ワシントンが何故、狙われるか? 簡単に襲撃されるのでどうやら内通者がいるらしい。味方の偉い人は2人3人しかいなくて、1人は主人公たちを疑い、1人は主人公たちをかばう。ってことは、どっちが内通者かなんてのはわかってミステリーとして弱いです。

 CIAの汚い部分を知ってしまったベテランとCIAに憧れる新米って構図が面白かっただけに、見どころが少ない映画で残念でした。

☆☆☆

鑑賞日:2012/09/12 TOHOシネマズ南大沢 2014/12/31 Hulu

監督ダニエル・エスピノーサ 
脚本デビッド・グッゲンハイム 
出演デンゼル・ワシントン 
ライアン・レイノルズ 
ヴェラ・ファーミガ 
ブレンダン・グリーソン 
サム・シェパード 
ルーベン・ブラデス 
ノラ・アルネゼデール 
ロバート・パトリック 
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