映画【運命の子】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 妻子を殺された主人公のリベンジの話。

●感想

 映画の冒頭は、陛下と宰相や跡継ぎの息子が生まれそうだという紹介が細かい場面展開で見せてくれます。そして、家臣の1人が謀反をして一族皆殺しにしていきますが。ここで問題だと思ったのは、この裏切る家臣が虐げられる描写があったりして。主君のほうが悪く見えるようにしてしまっていることでした。そのため、裏切る家臣が一族赤ちゃんに至るまで殺していきますが。そりゃ裏切ったら一族殺すのは当然だし、裏切る気持ちもわかる。となってしまいました。

 主人公の医者は、奥方から跡継ぎを逃がすように頼まれますが。そのために同時期に生まれていた自分の息子を跡継ぎの息子だとなってしまって殺されてしまいます。そこまでが物語の半分で、いかにして赤ちゃんを守るかというサスペンスで引っ張ってくれて面白かったです。

 そして中盤からは、妻と子供を殺された主人公が跡継ぎの赤ちゃんを育て反逆した家臣と仲良くさせて。その子どもを自分の子どものように成長させて、頃合いを見てその息子に裏切り者を殺させようとする壮大な計画をたてますが。
 ここでも問題があって、確かに裏切った家臣はかわいがってた子どもが実は跡継ぎの息子だと気付いた時のショックは大きいと思いますが。肝心の息子のほうは、何も知らされずに成長していくため、愛情を注がれて育ってしまうので。最後で真相を明かされても、そりゃ戸惑ってしまうと思いました。

 主人公はずっと監視していて、むしろ裏切り者のほうが父親として立派な働きをしているよう見えてしまうのが問題だと思いました。

 もっと悪役は悪役らしく憎まれるような人物を設定してその人に復讐するというようにしないと。主人公に感情移入できない映画になってしまっていたと思います。

☆☆☆

鑑賞日:2012/08/07 DVD

監督チェン・カイコー 
原作陳凱歌
出演グォ・ヨウ 
ワン・シュエチー 
ファン・ビンビン 
チャン・フォンイー 
ホァン・シャオミン 
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