映画【リバー、流れないでよ】感想(ネタバレ)

River (2023)
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●こんなお話

 京都の老舗旅館で2分間タイムループして、みんなその現象に気づいて何とかしようとする話。

●感想

 京都の旅館の日常が描かれて、仲居さんや番頭や料理人にお客さんが昼ご飯を頼んだり準備をしたり。気づくと主人公が河原にいてまた番頭と同じ話をして同じ片づけをしていることを繰り返していることに気づく。お客さんもずっと雑炊食べたり、風呂から出られなかったり作家はずっと文章が書けないとなったり、熱燗をずっと準備し続ける仲居さんだったり。

 繰り返していることを気づいて、雑炊を色んな食べ方をアレンジをおススメする主人公に風呂から出られない編集者が裸のまま出てきちゃうので大変だったり。SF好きの料理人が現象に気づいて解説したり。

 部屋で休憩していた若手料理人と主人公がフランスに行きたい若手料理人が主人公が好きでフランスに行ってほしくないから神様に祈ったらタイムループしたということに気づいて、2人でデートしたり。タイムループに自殺をしたりする人がいて主人公ショックを受けたり、主人公の特殊能力だとみんなが気付いて、元に戻してとお願いする。けどやっぱり繰り返しが発生。他の人たちも現実が嫌で時間が止まって願ってほしいということを語ってるけど、実はタイムパトロールの人がいて、タイムマシンが壊れたのでそれを直せば大丈夫ということで、それを直すために2分間が頑張っておしまい。

 最初は舞台的な大きいお芝居みたいなのが入り込めないかなと思いましたが、見ているうちに気にならなくなって主人公たちを応援できる映画でした。特に中盤からフランスに行く見習い料理人と主人公の恋愛ものになって2分間でデートを何とかしようと、無茶苦茶なデートとか逃避行とかニコニコしながら見られました。

 解決がタイムパトロールのタイムマシンがどうのこうのってなるところとか、それの解決法が銃で撃つとか解決法としてはあまりカタルシスが得られず、ボーっとしてしまうクライマックスでした。

 撮影方法とか主人公たちの気持ちの追いかけ方とかメイキングとかが気になる1作で楽しかったです。

☆☆☆☆

鑑賞日:2024/12/08 Amazonプライム・ビデオ

監督山口淳太 
脚本上田誠 
原案上田誠 
出演藤谷理子 
鳥越裕貴 
早織 
久保史緒里(乃木坂46)
永野宗典 
角田貴志 
酒井善史 
諏訪雅 
石田剛太 
中川晴樹 
土佐和成 
友情出演本上まなみ 
近藤芳正
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