映画【手紙は憶えている】感想(ネタバレ)

remember
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●こんなお話

 90歳のおじいちゃんがアウシュビッツで家族を殺されたので、その下手人を探す旅をする話。

●感想

 ナチスへの復讐ものとして90歳になってなおリベンジの気持ちを忘れないというホロコーストの恐ろしさをエンタメとして描いていて面白かったです。それでいてこの手の映画でありそうな回想でナチスの蛮行を描くとかは一切せずに復讐の旅でそれを見せていくという脚本や演出はよかったです。 

 95分ほどしかないですが、会いに行ってまた別の会いに行っての繰り返しなので中盤から退屈に感じてしまったり、記憶をなくすという設定が上手に活かされていないような感じで残念でした。 

 1人また1人と犯人だと思われる人物に出会っていくミステリーであり老人のロードムービーをベテラン名優たちのおかげで厚みを感じられる作品でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2018/05/28 DVD

監督アトム・エゴヤン 
脚本ベンジャミン・オーガス
出演クリストファー・プラマー 
ブルーノ・ガンツ 
ユルゲン・プロホノフ 

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