映画【らせん】感想(ネタバレ)

rasen
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●こんなお話

 呪いのビデオを追いかける話。

●感想

 呪いのビデオを見た人たちが心筋梗塞で死んでいくのを科学的に追いかける話は面白いと思いましたが。科学的とはいっても話の展開が飛躍しすぎて、ちょっとついていけなかったです。どうして、主人公たちは呪いをウィルスとして受け止めて解明しようとするのか。学者としての今までの経験なんかを信じずに、どうしていきなり呪いを信じてしまうのかとがわからなかったのが痛いです。

 ただウィルスを科学的に説明しようとするとどうしてもテンポが悪くなってしまい、逆に説明しないと飛躍しすぎに感じてしまうSFを作る難しさが出てしまった映画だと思います。

 そのため途中から貞子が復活しても、どうしていきなり復活したのか。ってか何で高野舞の体から出産することになったのかとかがわかりづらいです。貞子が恐怖をみんなに思い知らせてやりたいというのも、面白いですが。わかったところで怖くもないです。

 主人公が過去にあった息子を失う悲しい事故。それが悩みになっているのも、中盤ほとんどでてこず最後にそれがまた出てきて主人公の葛藤の原因になりますが。もっと息子を失った苦しみを描いて、人類のためか息子のためかで悩む姿を描けば面白いと思いました。

 ちょっと何を描いているのかがわかりづらい映画でした。

☆☆

鑑賞日:2012/07/24 Hulu

監督飯田譲治 
脚色飯田譲治 
原作鈴木光司 
出演佐藤浩市 
中谷美紀 
真田広之 
鶴見辰吾 
佐伯日菜子 
松重豊 
小木茂光 
松嶋菜々子 
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