映画【乱暴と待機】感想(ネタバレ)

Ranbô to taiki
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●こんなお話

 木造平屋建ての市営住宅の人たちの話。

●感想

 序盤で、4人の登場人物の紹介がありますが。いきなり、4人ともどこかおかしな人物だとわかります。それがちょっと面白くて、ニヤニヤしながら見てました。

 浅野忠信さんは、天井から妹の美波さんを除くことが趣味という男で。物語の視点は、この人物と一緒に覗いてる感覚で進みます。
 異常に人に気を使う女性の美波さん。この人は、人から嫌われたくないという理由だけで男と寝てしまう人物で。小池栄子さん演じる引っ越してくる奥さんと同級生で、小池栄子さんの彼氏を寝取ったことにより、とても恨まれています。
 この美波さんが、人の顔色ばかり伺う様子は見ていて笑えます。けれど、小池栄子さんからすると、へらへらしてるばかりでムカつく女性にしか見えません。そういう女性はいると思いました。男性に好かれて同姓に嫌われるという。

 小池栄子さんに仕切られているプータローの山田孝之さんも笑える人物で、常にプレッシャーを感じていて、そんな前に美波さんが現れて騒動を起こしますが。これも笑えて良かったです。

 そして浅野忠信さんと美波さんが実は兄妹ではないというのは、序盤で説明されますが。では、どうして一緒に住んでいるのか? それが徐々に明かされていくのがクライマックスにあって、そこも面白かったです。
 お前ら、屈折しすぎだろ。と突っ込んでしまいました。

 4人の役者さんたち皆さん素晴らしく、とても笑える映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2011/10/23 DVD

監督冨永昌敬 
脚本冨永昌敬 
原作本谷有希子 
出演浅野忠信 
美波 
小池栄子 
山田孝之 
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