映画【ゴッドファーザー】感想(ネタバレ)

the-godfather
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●こんなお話

 イタリア系マフィアの家族や仕事の話。

●感想

 暗い部屋で「I believe in America」から始まって葬儀屋さんがゴッドファーザーに自分の娘に酷いことをしたのに執行猶予担った相手を殺してほしいと頼まれるところから始まり、表では娘の結婚式が行われていて関係者集合。

 ボスのビトに長男ソニー、次男フレドに弁護士のトム・ヘイゲン、古参のクレメンザにテシオ。殺し屋のルカに三男のマイケルが恋人連れてきてのお祝い。

 麻薬のビジネスの話が来るけど麻薬はやらない信条のビトは断って、殺し屋ルカを潜入させようとするけど逆に返り討ちに遭うルカ。この時の顔を真っ赤にして殺されるところの顔面の迫力。ビトもフルーツ買ってるところを襲撃されて重体。トム・ヘイゲンも拉致されてもう一度交渉するように脅されたり。

 堅気のマイケルが父の護衛とかが病院にいなかったので不審に思って機転を利かせて守ったり、襲撃相手と交渉の席で射殺。恋人を残してシチリア島へ逃走。シチリア島での生活で女性に一目ぼれしてほぼ強制的に結婚して幸せだけど裏切り者が出て恋人爆死。長男ソニーも妹の旦那がDVが激しいので怒りくるって向かったら待ち伏せに遭いマシンガン攻撃で蜂の巣。

 マイケルがアメリカに戻って父の跡継ぎ的になり、ビトも「マイケルの言う事を聞け」となって、次男フレドはラスベガスに行かせてトム・ヘイゲンもそっちにやったり。ビトはマイケルに敵対ファミリーとの交渉の席を設ける人間が裏切り者だとアドバイスして、孫と遊んでるときに亡くなる。

 お通夜でさっそく古参幹部がその話を持ってきて裏切り者がわかったり、妹の息子の洗礼式で敵対ファミリーやら五大ファミリーのボスとかを一気に粛清して立派なゴッドファーザー化していくマイケルなのではあったという。

 家族を守り、友人達を信頼するマフィア達がとても魅力的でした。そして、そういう人たちを裏切ってはいけなくて、1度裏切った人物に対しては絶対に許さないというスタンス。許されても後部座席は注意しなければならないと勉強になります。

 ドンを中心にした子ども達ファミリーのキャラクターも魅力がいっぱいで、最初の結婚披露宴パーティで一通り紹介があって、その後、ビジネスでの顔を見せていく手法も面白く見れました。末っ子のマイケルは堅気の人物だからとマフィアの話には参加させなかったり、麻薬はやらないだったり。復讐はしない等のドンのこだわりがカッコいいです。何より家族のピンチには、みんなで対処して協力する姿の魅力。

 直情型のソニー、相談役のトム・ヘイゲン、気弱なフレド。凄腕という噂のあっという間の退場のルカに料理や拳銃の事を教えてくれるクレメンザ。など皆さんかっこよかったです。

 照明の陰影や音楽なども雰囲気を作り出していて、最高でバイオレンスシーンも凄まじくて、首を絞められて顔が紫に変色していったり。撃たれて血しぶきが霧状に飛び出したりする特殊メイクなども凄かったです。

 数多く寄せられる相談とか裏切りに対応していくドンは、大変だなぁ。と思って飽きることのない177分でした。

☆☆☆☆☆

鑑賞日:2011/10/10 Blu-ray 2022/09/24 Amazonプライム・ビデオ

監督フランシス・フォード・コッポラ 
脚本フランシス・フォード・コッポラ 
マリオ・プーゾ 
原作マリオ・プーゾ 
出演マーロン・ブランド 
アル・パチーノ 
ジェームズ・カーン 
ジョン・カザール 
ロバート・デュヴァル 
ダイアン・キートン 
タリア・シャイア 
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