映画【楽園】感想(ネタバレ)

rakuen
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●こんなお話

 少女失踪事件をきっかけに村人たちがギスギスして、新たな事件が起こっちゃう話。

●感想

 空撮で稲穂が揺れる映像が印象的の中、少女が失踪してしまい。直前まで一緒にいた親友、外国人の息子さんや集落をよくしようと思ってる男性などの生活を通して日本の村社会の凶暴性がわかっていきます。

 外国人の息子役の綾野剛さんや親友が失踪してそれに負い目を感じたまま生きている杉咲花さんの影を負った何かを背負って生きている暗さのお芝居、暗さがさすがの存在感でした。

 日本の閉鎖的な社会をある種わかりやすく漫画的なまでの極端さだと思いますが、ちょっとでもおかしなことをした人に対して徹底的に攻撃する様を描いていて見ていて辛い時間が多かったです。

 ただ、限界集落として描かれますが、この村の規模などが見ていてわかりにくく。普通に若者もいるし、祭りだということで大規模な行事もやっていて限界集落に見えず、どこが問題ある村なのだろう? という描かれ方でした。それに人間程度の差はあれ差別意識や村八分的な考えや行動はあるとは思いますが、ここまでわかりやすく差別や攻撃があるのかとびっくりする内容です。

 少女失踪事件や連続殺人事件そのものは描かないのとかも不完全燃焼な気持ちになるもので、特に追い詰められた男が復讐するという八つ墓村的な構図ですが、連続殺傷事件シーンは描かないのも一体何が起こったのかわかりにくくフラストレーションがたまってしまい事件後に山の中でうめく男を見てどいう気持ちになってしまう転がりが多かったです。その男の現在の恋愛なども中途半端に掘り下げされている印象で、混浴をしながら妻のことを語るのを見ても特に何も感じないシーンでした。

 若者のパートでも心を閉ざしていた少女が地元の友達に対していつ心を開いて気持ちが通い合うようになったのかとかもつかみにくく感情移入しにくい展開が続いて疲れます。

 この映画を見て日本の田舎、怖いと勉強になりました。

☆☆☆

鑑賞日:2020/10/15 DVD

監督瀬々敬久 
脚本瀬々敬久 
原作吉田修一
出演綾野剛 
杉咲花 
佐藤浩市 
村上虹郎 
片岡礼子 
黒沢あすか 
石橋静河 
根岸季衣 
柄本明 
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