映画【虹の女神 Rainbow Song】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 大学時代の友人が飛行機事故で亡くなったことを知って、当時を思い出す話。

●感想

 オープニングで主人公の1人が死んでしまうところから始まり、その子の思い出の回想から物語が始まりますが。ヒロインを演じる上野樹里さんが素晴らしいお芝居をしていました。片思いをしている主人公の背中を押した後のすることない感じとか、酒の勢いで軽くプロポーズされて「取り消せこの野郎」と激高するシーンなんかもとても面白かったです。
 ヒロインがアメリカに渡るのは失恋したからと主人公に話して、主人公が「日本にいればいいじゃん」といった後「日本なんだ、そばじゃないんだ」とつぶやくシーン。ここでお互いがお互いの気持ちを理解しあう場面、けれど主人公は「俺は仕事続けるから、お前も頑張れ」と引き離してしまう。そしてヒロインが、涙をこらえる。ここがこの映画のクライマックスだと思いました。

 ヒロインが魅力的な一方、市原隼人さん演じる主人公が何も考えていないように思えて魅力的ではなかったです。そのため、ヒロインが消えて恋人ができるチャプターが出てきますがそこだけ浮いてしまっているように思えました。もっとヒロインに対してや仕事に対して何かしらの気持ちを表現しておかないと、ただただその場で流されているだけの男にしか見えないので退屈を感じてしまったのだと思いました。

 ちょっと説明台詞が多いかな? と思ってしまいましたが役者さんの自然なお芝居で自然と入ってくるからよかったです。

☆☆☆☆

鑑賞日:2012/01/08 DVD

監督熊澤尚人 
原案桜井亜美 
齊藤美如 
網野酸 
プロデューサー岩井俊二 
出演市原隼人 
上野樹里 
蒼井優 
酒井若菜 
鈴木亜美 
尾上寛之 
田中圭 
相田翔子 
小日向文世 
佐々木蔵之介 
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