映画【KIN/キン】感想(ネタバレ)

kin
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●こんなお話

 血の繋がらない兄弟がギャングに追われて逃げたり謎の兵器を手に入れたりする話。

●感想

 スクラップを売ってお小遣い稼ぎをしている主人公が謎の兵器を手に入れたり、お兄ちゃんが刑務所での用心棒代をせびられて6万ドルをギャングに持ってこないといけない。お父さんがそんな兄弟を男で一つで正しい道へ導こうとするけれど、案の定トラブルになって逃避行が始まる。

 話のベースはあまり仲の良くない気まずい兄弟が逃避行を通して、血が繋がっていないけれど信頼関係が深まっていくという。そこにギャングに追われる緊張感恐怖や謎の兵器のSF設定が混ざっている不思議な感覚の作品でした。クライマックスのギャングとの対決で謎の兵器で戦うシーンとか楽しかったです。

 ただ兄弟愛についての展開が絆が深まっていくのが早すぎて、アメリカ人が好きな運転を教えてドライブができるようになる。というシーンも逃避行が始まってすぐにドライブの練習をして笑顔になる2人というのがあって、簡単に2人が仲良くなっているのであまり2人の対立とかがないまま、ストリップバーとかでバカ騒ぎしているだけで兄弟愛で感動するということができなかったです。

 SF設定もあまり説明がなく、主人公の手のひらにうんぬんというのが最後の最後に判明するので続編ありきなのかな? という最初からこの1作で説明する気がないというのがいかがなものかと思ってしまいました。ギャングたちも警察署を何の躊躇もなく襲撃して警官隊に取り囲まれても特に動じることなく、ものすごい規模や経験を誇るギャングなのかと驚きでした。そしてタイトルの意味がよく分からない映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/10/11 DVD

監督ジョナサン・ベイカー 
ジョシュ・ベイカー 
出演ジャック・レイナー 
ジェームズ・フランコ 
ゾーイ・クラビッツ 
デニス・クエイド 
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