映画【レインツリーの国】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 美男美女がなんやかんやあって、最後に好きに話。

●感想

 小説のオチを忘れてしまって、ネットで調べたらその小説の感想を書いているブログを見つけて、そのサイトの管理人にメッセージを送ったことにより、主人公たちが出会って誤解とか行き違いを描きながら自信をつけていくという。

 若さとか未熟さとか2人の関係性がなかなかさわやかで見てて気持ちがよくて好感が持てる映画でした。

 ネット上で意気投合して、リアルに会ってみて、そこでわかるヒロインの事情があって…。そこからつかず離れず、悩みながら自分に自信がなかったヒロインが髪の毛を切る。という行為を経て、成長していくというのがよかったです。主人公とヒロインの家族の描き方もよくて、なかなか感動してしまいました。

 ただ日本社会って聴覚障害ってだけであからさまに差別したりするまだまだ未熟な社会なのかなと思ってしまうくらい、いわゆる悪役的なキャラクターが安っぽくて、一体どれだけの人たちが周りで大きな声で悪口言ったり、ヒソヒソ話しながらこちらを見たりと、いつの時代の悪い人間の描き方なんだというのが古臭くて見ていられなかったです。

 とはいえ「喋れるのかー!」と言いながら警備員に運ばれていくおじさんが笑えて素晴らしいシーンの映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/12/01 TOHOシネマズ川崎

監督三宅喜重 
脚本渡辺千穂 
原作有川浩
出演玉森裕太 
西内まりや 
森カンナ 
阿部丈二 
山崎樹範 
矢島健一 
麻生祐未 
大杉漣 
高畑淳子 

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