映画【パブリック・エネミーズ】感想(ネタバレ):迫力満点の銃撃戦と80年代の魅力が光るアクションドラマ

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●こんなお話

 実在の銀行強盗と彼を追いかける捜査官の話。

●感想

 仲間の脱獄を目指す主人公と、それを追う特捜班リーダーとの攻防が描かれた作品です。主人公はヒロインと出会い、彼女を自分のものにしようと懸命に努力しますが、その過程で逮捕されたり脱獄したりと波乱の展開が続きます。

 捜査側は、一度襲撃されて傷ついた経験からシカゴから凄腕の捜査官を呼び、チームの強化を図ります。しかしながら、警察の追跡はたびたび失敗し、捜査の緊迫感がやや薄れる場面もありました。

 逃亡後の主人公は、知らない仲間と強盗を行いますが、その仲間は凶暴で計画が思うように進まず、結局隠れ家が襲撃され仲間は全滅。主人公だけが逃げ延びます。その後、恋人との別れや追放の脅迫なども描かれ、緊迫したドラマが展開されます。

 義賊的な側面がありながらも、主人公は無理やりヒロインを自分のものにしようとするなど感情移入しにくいキャラクターで、恋愛要素が強まったことで物語にやや退屈さも感じられました。

 銃撃戦はさすがの迫力で、当時の車や衣装、音楽も非常に魅力的でした。しかし、暗闇での乱射シーンが多く、どちらが警察でどちらが強盗か分かりにくい点が続き、次第に盛り上がりに欠ける印象を受けました。

 全体としては、アクションの見どころはありつつも、ストーリーの緊張感やキャラクター描写に物足りなさを感じる作品でした。

☆☆☆

鑑賞日:2011/04/21 Blu-ray 2023/08/05 Amazonプライム・ビデオ

監督マイケル・マン 
脚本ローナン・ベネット 
マイケル・マン 
アン・ビダーマン 
原作ブライアン・バーロウ 
出演ジョニー・デップ 
ジェームズ・ルッソ 
デイヴィッド・ウェナム 
クリスチャン・ストルティ 
ジェイソン・クラーク 
ジョン・ジャド 
スティーブン・ドーフ 
ジョン・シャープ 
クリスチャン・ベール 
ロリー・コクレイン 
アダム・クラーク 
キャリー・マリガン 
マリオン・コティヤール 
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