映画【カニング・キラー 殺戮の沼】感想(ネタバレ)

primeval
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●こんなお話

 内戦状態のアフリカで巨大ワニの取材に来たアメリカのテレビクルーが、案の定巨大ワニに襲われたり内戦に巻き込まれたりする話。

●感想

 低予算映画だとは思いますが、ワニのCGに気合が入っていて夜だけではなく昼間の映像でもしっかりと描かれているのがよかったです。最初は体の一部しか見えずにだんだんとワニの全容が見えて、そのあまりの大きさに絶望してしまう映像がよかったです。

 ただ90分ほどの内容でアフリカの内戦を描いていて、そういった社会問題がよかったですが。ちょっと詰め込みすぎで映画の半分すぎてもワニとの戦いが始まらず、ひたすら目的地に向かって歩いていくだけなので、早く始まらないかなと長さを感じてしまう構成でした。ワニの保護をしようとする探検家や逆にワニを殺そうとする案内人などのキャラクターもそれほど面白差を感じることができずにただのやられ要員っぽいけれど、この人たちの描写もちょい長くて退屈でした。

 中盤以降はワニに襲われて死者が出て大変だったり、カメラに処刑シーンを撮られたからと追いかけてくる支配者との攻防からはアクションシーンが繰り広げられて面白く見ることができました。せっかくワニの描写や内戦などの社会問題を気合入れて描いているとは思いますが、ちょっとテンポが悪く感じます。

 とはいえ、銃弾や手りゅう弾が効かないワニにマチェーテを突き刺そうとする主人公のマッチョさが楽しい映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/10/24 テレビ東京

監督マイケル・ケイトルマン 
脚本ジョン・D・ブランカトー 
出演ドミニク・パーセル 
ブルック・ラングドン 
オーランド・ジョーンズ 
ユルゲン・プルホノフ 
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