●こんなお話
いろんな生き物を密輸してたニコラス・ケイジがたまたま同じ船に殺人鬼が乗っていて戦う話。
●感想
冒頭でホワイトジャガーと戦ってGETするニコラス・ケイジ。船に乗って多くの動物を運ぶ。そこにFBIに護送された殺人犯も一緒に乗ることになって、当然その殺人犯が脱走して動物も逃がしちゃうもんだから大変なことになるという。
閉ざされた空間で殺人犯と戦うというだけでなく、そこに猛獣が加わるという設定がフレッシュでよかったです。なぜ、猛獣を輸送する船に殺人犯も一緒に乗るのかとか設定そのものに疑問を覚えてしまいますが。そこらへんは目をつむって船が出航して、当然その殺人犯が護衛の捜査官を殺害して脱出するという。
主人公は殺人犯との戦いよりも逃げた猛獣たちを捕まえることに必死で、その途中で殺人犯と戦うことになる流れとかは面白く見ることができました。
ただ殺人犯とFBI捜査官との戦いも当然、捜査官たちがやられていきますが。そこらへんのアクションシーンも大して盛り上がることができず、面白さを感じられませんでした。それよりも安全な場所に隠れていようとなっているのに、みんな扉を開けて外に出てっちゃいます。それに予算的な問題なのかもしれないですが、いまいち船の中の構造が伝わりにくく、殺人鬼と出会ってはいけない恐怖とかもあまりなく、普通に銃撃戦をしたりかといって猛獣が襲ってくる恐怖もそれほどもなく、ものすごく中途半端になっていたと思います。吹き矢でせっせとおサルさんを捕まえるニコラス・ケイジくらいしか見どころを感じなかったです。ヒロインのファムケ・ヤンセン演じる博士もこれといった見せ場もあまりなく印象に残らないのが残念でした。
赤ちゃんざるを雑に扱うと他の猿たちに襲われて殺害されるという猿のバイオレンスさが勉強になる映画でした。
☆☆
鑑賞日:2021/03/15 WOWOW
監督 | ニコラス・パウエル |
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脚本 | リチャード・レダー |
出演 | ニコラス・ケイジ |
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ファムケ・ヤンセン | |
ケビン・デュランド | |
マイケル・インペリオリ | |
ラモニカ・ガレット |