映画【続・夕陽のガンマン 地獄の決斗】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 20万ドルの大金をめぐって悪党3人の争奪戦の話。

●感想

  メインの主人公3人を順番に紹介して、大金のありかを知っている南軍の軍人を探す。イーストウッドとイーライ・ウォラックの懸賞金をだまし取るコンビが魅力的で縛り首寸前でレスキューして2人で逃げ出すという。しかも善玉として紹介されるイーストウッドが、これ以上懸賞金が上がらないという理由で卑劣漢として紹介されるイーライ・ウォラックを砂漠に置き捨ててしまうという非道っぷり。リー・ヴァン・クリフ演じる悪玉も冒頭でいきなり子供を射殺するのとか酷くて、北軍の軍人で捕虜をぞんざいに扱ったり金儲けしたりと悪い奴。

 イーストウッド&イーライ・ウォラックコンビがお互い砂漠に放置プレイ合戦をしてるうちに偶然大金のありかを知ってそれを求めての珍道中。1番魅力的なのはイーストウッドとリー・ヴァン・クリフよりもイーライ・ウォラックで彼がみんなを出し抜こうとするけれど、やられたりするのが楽しいです。それでいて親とも会っていなくて、お兄さんと再会するけれどそこでもうまくいってない様子なのとか背景が少し伝わってくるものでした。

 南北戦争の合戦シーンもスペクタクルさが凄くて、画面に映る人数の多さや橋を爆破したときの爆破の量、衝撃波で地面が煙る本物の爆破とか凄かったです。

 台詞が少なく汗臭い顔面ドアップの連続でひたすら引っ張って話自体は3時間も必要かな? と思ってしまう長さですが、画面から伝わる迫力を堪能できる映画でした。そしてやっぱりエンニオ・モリコーネ御大の音楽の魅力が最高でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/03/15 U-NEXT

監督セルジオ・レオーネ 
脚本セルジオ・レオーネ 
ルチアーノ・ヴィンセンツォーニ 
トニオ・スカルペッリ 
出演クリント・イーストウッド 
イーライ・ウォラック 
リー・ヴァン・クリーフ 
マリオ・ブレガ 
ルイジ・ピスティリ 
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