映画【プレシャス】感想(ネタバレ)

precious
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●こんなお話

 ハーレムで育った主人公の話。

●感想

 序盤で次から次に主人公に押し寄せる困難は観ていられないほど酷くて、辛いものでした。ひたすら罵倒される主人公の無表情さがよかったです。そして、会話で父親との子どもが2人目を妊娠していることがわかり驚きました。前にもいたのかという気持ちになります。

 何より素晴らしいのは、ラストの母親の独白で。この映画のよかったのはここのシーンがあったからで、カタルシスを得ることができました。

 うるさいけれど、憎めない仲間達のキャラクターがよかったです。

 やたらと動き回るカメラワークなんかは見ていて疲れました。それに、主人公のモノローグが入りますが。ただの映像の説明にしか見えず、あまり効果があったのかは疑問でした。
 主人公の妄想なんかも、ボクは必要ないのではないのかと思いました。途端に安っぽさが出てきてしまって現実の厳しさのみを描いたほうがよかったと思います。

☆☆☆

鑑賞日:2011/05/21 DVD

監督リー・ダニエルズ 
脚本ジェフリー・フレッチャー 
原作サファイア 
出演ガボレイ・シディベ 
モニーク 
ポーラ・パットン 
マライア・キャリー 
シェリー・シェパード 
レニー・クラヴィッツ
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